Jリーグは1月31日、2022年度第1回理事会後の会見を実施。新チェアマンに野々村芳和氏が内定したことが発表された。
Jリーグでは2014年1月31日より村井満氏がチェアマンを務め、明治安田生命保険とタイトルパートナー契約を締結するなど、リーグの向上に取り組んできた。2020年からは新型コロナウイルスとの戦いに尽力してきたが、任期は2022年3月15日までとなっている。
そして、1月31日に2022年度の第1回理事会が開催。野々村氏が次期チェアマンとして承認され、村井氏の任期満了後の後任として正式に内定した。
6代目のJリーグチェアマンとなった野々村氏は、49歳で歴代最年少。また、現役時代にはプロ選手としてジェフユナイテッド千葉やコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)でもプレーした実績があり、元Jリーガーがチェアマンに就くのも初となる。
野々村氏はこれまで株式会社コンサドーレの代表取締役社長CEOを務めてきたが、今年1月11日付の取締役会決議にて代表取締役会長となることが決定。社長の座を三上大勝氏に譲っていた。
第1回理事会後の会見に登壇した野々村氏は、「選んでいただいて大変光栄なんですが、(発展に貢献できるかは)まだ可能性でしかない」と意気込みを語る。選手としてプレーしてきた自身の原点を大事にしたいという思いを続けた。
「これから色んなことを決めて動かしていかないといけない責任は感じています。40年以上サッカーと生きてきました。サッカー少年だった気持ちや選手になった気持ち、引退した後はメディアとしてサッカーを伝える気持ち、そして社長としてチームを運営する気持ち。それぞれの時代に感じた気持ちを大切にしながら、より良いサッカー界にしていけるように頑張りたいと思います」
そして、自身の取り組んでいく活動のベースに据えることとしては「もう一回フットボールに基軸を」と表明。Jリーグにおいてはビジネス面と競技面の両輪が重要となるが、現場を知る人間としてまずはフットボールそのものの魅力を盛り立てることを意識するようだ。
「サッカーは色んな切り口があり、僕は一つの作品だと思っています。スタジアムのスペックや各クラブの催しも含めて、あのスタジアムに行きたいなというもの。何よりもサポーターの人たちが作る熱量、雰囲気、それが相まってサッカーという作品ができる。より良い作品を、全国のクラブで作っていくという当たり前のことを、各クラブと意識してやっていきたいです。その作品をどうしたら多くの人に伝えられるかということを一番ポイントにして進めていきたいなと思います」
現在のJリーグに関して「欧州5大リーグにどう追いついていくかというポジション」だと捉えていることも説明。そのために「フットボールの質やサポーターの熱量」を含めて全体のレベルを押し上げ、アジアのトップ選手たちに「あそこでやりたいとより思ってもらえる」ようになることが重要だとの考えを明かした。
なお、3月15日に開催予定の定時社員総会ならびに同日の理事会決議をもって、野々村氏が正式にJリーグチェアマンに決定する。
