浦和レッズは14日、元日本代表MF阿部勇樹が2021シーズン限りで現役を引退することを発表した。
今年9月に40歳の誕生日を迎えた阿部は、ジェフユナイテッド市原の下部組織で育って1997年からはトップチーム登録。1998年にJリーグデビューを果たした。
その後、2007年に浦和レッズに完全移籍し、2010年から2012年にかけてはレスター・シティに在籍するなど海外でもプレー。2012年に浦和に復帰してからは現在まで所属し続けており、同クラブでは2007年、2017年と2度にわたってAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇も経験した。また、日本代表としても53キャップを刻み、2010年の南アフリカ・ワールドカップでは4試合に出場している。
14日には浦和の公式Youtubeチャンネルで会見の模様が配信。以下のように決断の理由を明かした。
「私、阿部勇樹は2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退する決意をしました。長きにわたり、応援してくださったファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、日本サッカー協会、Jリーグ、ジェフ千葉、レスター・シティ、浦和レッズの関係者の皆様、ありがとうございました。本当に幸せなサッカー人生でした。ありがとうございます」
「今年、始まった時点である程度自分の年齢も考えて、勝負の年、最後の年になるのではないかと考えていました。でも本来ならもっと早く引退するべきだったのかなと振り返ったら思います。けれど、サッカーを通じて色んな方と出会い、色んな仲間に支えられて、選手寿命を延ばさせていただいたなと思っています。実際に自分の中で決めたのは、40歳の誕生日を迎える前にはある程度決めてクラブの方にお伝えしたいなという思いがあったので、9月の頭にはクラブの方には伝えさせていただきました。もちろん、今でもサッカーをしたい思いはありますが、1年前のサッカーをしたい思いとの差があるかなと思っていて、その差が僕にとって引退する合図なのかなと考えて決断させていただきました」
