20221105_Marinos(C)Getty images

横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3発勝利で3季ぶりのJ1制覇! 川崎フロンターレは熱戦制すも勝ち点2及ばず

明治安田生命J1リーグは5日、第34節(最終節)のヴィッセル神戸vs横浜F・マリノスが行われた。

勝てば他会場に関係なく優勝を決められる横浜FMはエウベルや西村拓真、喜田拓也らを先発起用。前節の川崎フロンターレ戦に続いて連続で優勝争い中の相手とぶつかる神戸は大迫勇也や武藤嘉紀、山口蛍ら実績豊富なメンバーを送り出している。

試合は神戸が良い入りを見せたものの7分に横浜FMの厚みある攻撃が炸裂。ボックス手前左の岩田智輝が浴びせたミドルシュートが右ポストに当たった跳ね返りに水沼宏太が詰めるがGK坪井湧也が対処する。それでもアンデルソン・ロペスが至近距離で反応して押し込んでゴールラインを越えた。

しかし、この場面にはVARが介入。判断に少なくない時間を要した後にVARオンフィールドレビューが行われ、A・ロペスのファウルによる得点取り消しが決まったのは15分だった。

先制点を逃す形になった横浜FMだったがここから攻勢を強めていく。すると26分、右サイド浅い位置でボールを持った水沼がアーリークロスを供給。菊池流帆がなんとか足先でクリアしたもののボックス左にボールがこぼれると、フリーで走り込んでいたエウベルが頭で丁寧なシュートを放つ。これが前に出ていたGK坪井の頭上を越えてネットを揺らした。

その後も押し込んでチャンスを作る横浜FMだったが追加点はなかなか決め切れず。前半ATが7分取られると、48分に神戸が反撃を繰り出す。横浜FM陣内中央右サイドの酒井高徳が左足でインスウィングの速いクロスを供給。武藤が頭で軌道を逸らすようにして合わせて同点弾を決め切る。

同点で迎えた後半は神戸が小林友希に代えてマテウス・トゥーレルを投入し、大迫らを中心にチャンスを迎えていくものの横浜FMが53分にボックス脇の左でFKを獲得。キッカーの水沼がゴール左下隅を狙う鋭いシュートを放つとGK坪井が弾いたが、西村が左足で押し込んだ。

神戸は63分に小林祐希に代えてアンドレス・イニエスタ、横浜FMは70分にエウベルに代えて仲川輝人を投入。すると直後の73分に水沼がボックス右に抜け出す。そのまま中央に折り返すと走り込んだ仲川が右足で合わせてリードを広げる。

終盤にかけても試合をコントロールする横浜FMはそのまま試合を終了。今季の34試合20勝8分け6敗70得点35失点という攻撃力を表すような試合運びで、3シーズンぶりのJ1制覇を決めた。

一方、勝利したうえで横浜FMの結果を待つ必要があった川崎フロンターレはFC東京との多摩川クラシコを戦って3-2で勝利。19分にボックス手前中央でボールを持った脇坂泰斗が右足で強烈なシュートを繰り出して先制点を突き刺したが、29分にFC東京のカウンターから独走態勢に入ろうとしたアダイウトンをGKチョン・ソンリョンが倒してしまい、一発レッドで退場となる。

守護神を欠くこととなる川崎Fは登里享平に代えてGK丹野研太を送り出し、攻撃の枚数は維持。後半は開始早々の47分にアダイウトンに決められて追いつかれたが、61分にマルシーニョが右サイドからの折り返しに合わせて勝ち越す。

しかし74分、アダイウトンがボックス左からの折り返しに頭で合わせてこの日2点目。それでも75分、途中出場していた車屋紳太郎のクロスがオウンゴールを誘発してまたも川崎Fがリードする。そのまま勝ち切った川崎Fだったが、横浜FMとの勝ち点差は「2」で変わらず三連覇の野望は潰える結果となった。

■試合結果

・ヴィッセル神戸 1-3 横浜F・マリノス
[得点者]
神戸:武藤嘉紀(45+3分)
横浜FM:エウベル(26分)、西村拓真(53分)、仲川輝人(73分)

・FC東京 2-3 川崎フロンターレ
[得点者]
FC東京:アダイウトン(47分、74分)

川崎F:脇坂泰斗(19分)、マルシーニョ(61分)、オウンゴール(75分)

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