20211022_Yuruki(C)Getty images

柏レイソルに5発大勝で上位に猛プレッシャー! 3戦ぶり白星の浦和レッズが暫定4位浮上

明治安田生命J1リーグは22日、第33節の浦和レッズvs柏レイソルが行われた。

2試合未勝利の5位・浦和(勝ち点55)が前節4試合ぶりに勝利した13位・柏(勝ち点37)をホームに迎えた一戦。上位争いを繰り広げている浦和にとっては、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)圏内の3位・ヴィッセル神戸(勝ち点60)などを意識しての一戦となった。

浦和はキャスパー・ユンカーや江坂任、酒井宏樹らを先発起用。対する柏はクリスティアーノや椎橋慧也、古賀太陽らを送り出している。

試合は15分に動きを見せた。ピッチ中央付近で細かくパスを繋いで江坂が前を向き、前線に走り込んでいたユンカーに精度の高いパスを通す。ユンカーは丁寧にコントロールしてボックス右に走り込んだ汰木康也に繋ぎ、最後は汰木が確実にネットを揺らした。

直後にもボックス左でシュートモーションに入ろうとした柴戸海をエメルソン・サントスが倒してしまいPKの笛。キャリアで初めてキッカーを務めた関根貴大がゴール左下に沈めて浦和がリードを広げる。GKキム・スンギュが反応していたが脇の下を抜ける形となった。

さらに23分、山中亮輔の左サイドからのクロスがE・サントスにクリアされるが、中途半端になったところをボックス左で汰木がトラップ。素早く右足を振り抜いて自身のこの日2点目とする。

雨の降る試合で苦しい展開となっている柏だったが、前半中に点差を縮めることに成功した。33分、左サイドでボールを持った神谷優太がドリブルで中央に運びながら右足で速いクロスを供給。倒れ込むようにして合わせたマテウス・サヴィオが頭でネットを揺らした。

ここから攻勢を強めていく柏だったが浦和は守備に人数を割きつつ前半終盤に鋭い攻撃を繰り出す。45分、平野佑一からの浮き球のパス一本に抜け出したユンカーがチェックに来たE・サントスを身体でブロックしながらボックス左に侵攻。そのまま左足でチームの4点目を奪った。

両チームはハーフタイム中に選手交代。浦和はユンカーに代えて小泉佳穂、柏は椎橋に代えて仲間隼斗を送り出す。

後半に入っても浦和が先に結果を出す。59分、左サイドでのスローインからボールを受けた江坂が左サイドにスルーパス。抜け出した小泉がファーに蹴り込むと動き出していた江坂が山なりのボールをボックス右でトラップしてシュート。柏DFの股を抜くシュートを決め切った。

両チームは後半半ばにも選手を入れ替える。浦和が関根、山中、江坂に代えて田中達也、宇賀神友弥、大久保智明を送り出せば、柏はM・サヴィオと戸嶋祥郎、神谷に代えて武藤雄樹と三原雅俊、細谷真大を続々と投入した。

しかし結局、その後はスコアが動かず。浦和が柏に4点差をつけたまま試合を終えた。

この結果、浦和は3試合ぶりの白星で勝ち点は「58」。今節をまだ消化していない名古屋グランパス(勝ち点57)を暫定的にかわして3位に浮上した。

■試合結果
浦和レッズ 5-1 柏レイソル

■得点者
浦和:汰木康也(15分、23分)、関根貴大(21分)、キャスパー・ユンカー(45分)、江坂任(59分)
柏:マテウス・サヴィオ(33分)

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