明治安田生命J1リーグ第19節では、7月1日にFC東京vs柏レイソルが行われた。
ピーター・クラモフスキー監督体制初陣となった前節で5試合ぶりの白星を手にしたFC東京が、7試合未勝利の柏をホームに迎えた一戦。FC東京はディエゴ・オリヴェイラや俵積田晃太、松木玖生ら、柏は細谷真大やマテウス・サヴィオ、J1リーグ初先発となる落合陸らをスタートから送り出した。
一進一退の攻防が続く6分にFC東京がボックス手前中央やや距離のある位置からFKを獲得。キッカーの松木が左足で直接狙って無回転のブレ球シュートを繰り出したがGK松本健太に阻まれる。
セットプレーを多く得ながら比較的優位に試合を進行するFC東京は25分、カウンターからボールを持った松木が左サイドにスルーパス。走り込んでいたD・オリヴェイラがボックス左に侵攻して中央に折り返すと俵積田が左足で合わせたが枠を外れた。
試合が動いたのは35分、左サイドで幅をとっていた俵積田が素早い仕掛けでタイミングを外して右足でクロスを供給。中央で待ち構えていたD・オリヴェイラが頭で合わせて先制点をマークする。D・オリヴェイラはこれで今季得点数を「10」に乗せた。
ビハインドで試合を折り返すこととなった柏はハーフタイムに2枚替え。武藤雄樹と落合に代えてフロートと小屋松知哉を送り出したが、後半も立ち上がりはFC東京が攻勢をかけていく。それでも56分にはボックス手前左のフロートが左足を振り抜いたが強烈なミドルシュートは枠を外れる。
徐々に柏が勢いを増していく中でFC東京は60分に選手交代。俵積田に代えて東慶悟を送り出して試合に落ち着きをもたらそうとする。対する柏も高嶺朋樹に代えて戸嶋祥郎を起用した。
その後もリードを保ちながら選手を入れ替えていくFC東京だったが、終盤にハイボールに対処した森重真人が右足をひねった様子で担架に乗せられてピッチ外へ。それでもすでに交代枠をすべて使用していたため、森重はピッチ際で入念に足の状態を確認してから復帰。足を気にした様子が続く森重は最前線にポジションをとる。
それでも柏が追いつくことはないまま試合が終了。この結果、FC東京はクラモフスキー監督就任後の2試合で無失点の連勝を飾ることに成功した。一方の柏は8試合未勝利となっている。
■試合結果
FC東京 1-0 柏レイソル
■得点者
FC東京:ディエゴ・オリヴェイラ(35分)
柏:なし
