20230603_Arano(C)Getty images

【動画】計9名得点の乱打戦を制したのは北海道コンサドーレ札幌! 3度追いつくも連敗の柏レイソルは17位下降

明治安田生命J1リーグでは3日、第16節の柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌が行われた。

4試合未勝利の柏が、前節4試合ぶりの黒星を喫した札幌をホームに迎えた一戦。柏は細谷真大や小屋松知哉、椎橋慧也ら、札幌は小柏剛や浅野雄也、荒野拓馬らを先発起用した。

試合は前半から激しく動く。10分、ボックス内でクロスのこぼれ球を拾った駒井善成が後方に渡すと待ち構えていた荒野が右足を振り抜いて先制点を奪取した。

柏は15分に反撃する。ボックス内に浮き球のボールが供給されると荒野が頭で触れたもののこぼれたところに戸嶋祥郎が反応。ボックス左から左足で強烈な一撃を突き刺して同点に戻す。

しかし直後、ルーカス・フェルナンデスからのパスを受けた駒井がボックス中央に侵攻して右足でネットを揺らし、すぐさま再び勝ち越す。

その後も札幌が比較的主導権を握る中で31分にも決定機。ボックス右でボールを持った浅野が左足で巻くようにしてシュートを放つとGK松本がわずかに触れる。こぼれ球を小柏が押し込んでリードを広げた。

それでも柏はその3分後にカウンターから自陣でボールを持った小屋松がボックス手前中央まで独走。やや浮かせたシュートでGK菅野孝憲との一対一を制してまたしても食らいつく。

折り返して迎えた後半、1点を追う柏は椎橋に代えて三丸拡を起用する。すると53分にはショートカウンターから片山瑛一のパスを受けた細谷が巧みなトラップでボックス内に侵攻。素早く右足でシュートを放ってゴール右隅に流し込んだ。

一気に逆転したい柏は61分に小屋松に代えて山田康太を投入。ここから札幌が後方でボールを持ちながらもなかなか前線まで繋ぐことができない時間が続くが、69分に左CKを獲得する。クロスが跳ね返されたところに反応した金子拓郎がボックス手前右から左足のダイレクトシュートを沈めて札幌が三度リードを奪う。

札幌は74分に最初のカードでL・フェルナンデスに代えて福森晃斗、77分にも小柏に代えてスパチョークを送り出す。一方の柏もフロートと戸嶋に代えて武藤雄樹と加藤匠人を投入した。

それでも柏は終了間際の91分に右CKを獲得する。キッカーの加藤がニアに蹴り込むと山田が頭でフリック。飛び込んだ武藤が決め切って土壇場で試合を振り出しに戻した。

しかし、ドラマはここで終わらない。直後の93分、浮き球のパスが連続する札幌の華麗な崩しからボックス中央でボールを受けた田中駿汰が勝ち越し弾を記録する。

そして、札幌がリードを保ったまま試合が終了。この結果、柏は連敗かつ5試合未勝利で17位に後退した。対する札幌は2試合ぶりの白星も直近5試合で4勝1敗とし、暫定7位につけている。

■試合結果
柏レイソル 4-5 北海道コンサドーレ札幌

■得点者
柏:戸嶋祥郎(15分)、小屋松知哉(34分)、細谷真大(53分)、武藤雄樹(90+1分)
札幌:荒野拓馬(10分)、駒井善成(18分)、小柏剛(31分)、岡村大八(69分)、田中駿汰(90+3分)

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