明治安田生命J1リーグでは28日、第12節未消化分の浦和レッズvs湘南ベルマーレが行われた。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を浦和が戦った影響で未消化試合となっていた第12節。浦和は直近のリーグ3試合連続ドローも7試合無敗の暫定5位、湘南は連敗中かつ11試合未勝利で暫定最下位に沈む中でこの一戦を迎えた。
浦和は興梠慎三や関根貴大、岩尾憲らを先発起用。対する湘南は町野修斗や山田直輝、小野瀬康介らをスタートから送り出している。
試合が動いたのは20分、後方でボールを繋いでいた浦和だったが岩尾が最前線へとロングパスを送ると大畑歩夢がボックス左に抜け出す。中央への折り返しに興梠が右足で合わせて先制点を奪取した。
それから湘南がビハインドのまま進行していくが、後半早々に反撃。53分、左サイド深い位置でボールを持った杉岡大暉がクロスを上げるとニアの大橋祐紀が頭で合わせて同点弾を決め切る。
それでもここから浦和がギアを上げていく。61分、湘南陣内中央付近でボールを持った関根が切れ味鋭いフェイントを織り交ぜたドリブルでボックス内に侵攻。そのまま右足を振り抜くと右ポストを叩きながら勝ち越し弾がゴールに吸い込まれた。
さらに65分、浦和の素早いカウンターから右サイドの大久保智明がボックス内にまで侵攻。そのまま中央にグラウンダーのボールを折り返すと中央に走り込んでいた関根がこの日2点目を沈めてリードを広げる。
交代策を駆使していく湘南だったが、反対に終盤には浦和が途中起用したホセ・カンテがネットを揺らして試合終了。この結果、浦和が4試合ぶりの白星かつ8試合無敗で4位に浮上した。一方の湘南は3連敗かつ12試合未勝利で最下位から脱出できていない。
■試合結果
浦和レッズ 4-1 湘南ベルマーレ
■得点者
浦和:興梠慎三(20分)、関根貴大(61分、65分)、ホセ・カンテ(90+2分)
湘南:大橋祐紀(53分)
