大宮アルディージャVENTUS総監督兼大宮アルディージャトータルアドバイザーを務めていた佐々木則夫氏が、日本サッカー協会(JFA)女子委員長に就任することが決定した。18日にクラブより伝えられている。
なお、佐々木氏は大宮アルディージャVENTUS総監督および大宮アルディージャトータルアドバイザーを退任し、大宮アルディージャシニアアドバイザーを務めることに。JFA女子委員長には、12月5日より正式に就任する。
佐々木氏は2008年から2016年にかけてなでしこジャパン(日本女子代表)を指揮し、2011年にはドイツ・ワールドカップ(W杯)を制覇。2012年のロンドン五輪、2016年のカナダW杯でも準優勝を果たしていた。
JFA女子委員長就任にあたって、佐々木氏は以下のようにコメントしている。
「日本の女子サッカーが再び世界一を目指すために、クラブに理解いただいてこの決断をしました。大宮という街は私にとっての聖地ですし、大宮アルディージャ、大宮アルディージャVENTUSは、今までも、これからも、私にとって特別なクラブです。大宮アルディージャVENTUSから世界一になるメンバーが出ることを強く望んでいますし、私自身も微力ながらシニアアドバイザーとして今後もクラブに貢献していければと思っております。ファン・サポーターの皆さん、これからもよろしくお願いします! 」
また、代表取締役社長の佐野秀彦氏も、送り出した理由を明かした。
「クラブ内や本人とも十分に協議を重ねた上で、日本サッカー界、女子サッカー界全体の発展およびなでしこジャパンの強化を最優先に考え、2021-22 Yogibo WEリーグのシーズン途中ではありますが、退任を受け入れることとしました。大宮アルディージャVENTUSの設立、WEリーグ参入は佐々木総監督の力あってのものであり、2月のチーム発足からこれまであらゆる場面で牽引していただきました。今後はシニアアドバイザーとして引き続きクラブの成長を支えていただくことになります。ともに日本サッカー界、女子サッカー界を盛り上げていければと考えております」
