2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループB第3節、日本代表vs北朝鮮代表が21日に開催され、1-0で勝利した。試合後、長友佑都が取材に応じ、今回の試合を振り返った。
試合は開始早々の2分に堂安律のアシストから田中碧のゴールで先制。1点リードのまま試合を折り返し、迎えた後半はGK鈴木彩艶がファインセーブを見せるなど同点弾を許さなかった日本は、そのまま1-0で勝利した。これで2次予選3連勝となっている。
約1年3カ月ぶりの代表復帰を果たした長友は、今回の試合で出場機会を得ることはなかった。それでも90分を通してベンチからチームを鼓舞。チーム一丸を体現して勝利に貢献する姿は、実に長友らしかった。
「ピッチにいる選手だけでなくベンチにいる選手も戦っているというところ、一体感を出したかった。W杯の時に出せた一枚岩になるような強固なチームを作りたいという思いから(鼓舞していた)」
一方、試合については「難しい試合で勝ち点3を奪えたのは大きい」としつつ、「チームとしてもっと前に行く姿勢だったり、難しい部分はあるけど、貪欲な姿勢をもっと見せられるんじゃないかと思って見ていた」と見解を口に。後半に押し込まれたことにも「そういう時こそ細かくラインを押し上げる。疲労もあるとは思うけど、意識の問題でもあると思う。ちょっとでも相手がバックパスした時にチームとして全体を押し上げるとか、そういった細かいところをもうちょっと詰めていければ」と語り、より改善していく必要があると説明している。
26日に開催予定だった平壌での試合は中止に。開催地がどこになるか未定の状況だが、長友は「僕は行ったことがないですけど、みんな(平壌での試合は)苦しかったと言っていた。厳しい平壌での試合がないのだとしたら、僕らにとっては非常に大きなこと」とポジティブな思いを明かしていた。
