川崎フロンターレに所属する日本代表DF山根視来が、劣勢時にボールを保持していくことの大切さを説いた。8日のメディア対応で語っている。
カタール・ワールドカップ(W杯)に向けて6月の強化試合4連戦を戦っている日本。既にキリンチャレンジカップ2022のパラグアイ代表戦、ブラジル代表戦を終えている。パラグアイには4-1で快勝した一方、ブラジルには0-1で敗戦し、スコア以上に劣勢を強いられる展開となっていた。
山根はブラジル戦で81分から途中出場したが、その時点でリードしていた相手はあまり重心を前に傾けず、効率的にチャンスを創出。日本は山根より約10分前に左ウイングとして投入された三笘薫の仕掛けから反撃に出ようとしたもののDFエデル・ミリトンにことごとく潰された。
自身のプレーについて、山根は「相手がもうリードしていてあんまり取りに来ない中で自分がどう攻撃していくかというところでしたが、良いボールに触る機会がなかったのでもっと呼び込んで左サイドだけじゃなくて右サイドからも攻撃を仕掛けられたら良かったなと思います」と反省を口にする。
そして、ブラジルのような強豪を相手にする際に重視すべきだと考えていることを語った。
「守備をする時間がかなり長かったと思うので、やっぱり攻撃にエネルギーがなかなか残っていない状況もあったと思いますし、その中で相手陣地に押し込めた時にあまり速い攻撃をし過ぎるのではなくて少し保持するとか。後半、相手陣地でボールを保持して伊東(純也)選手と長友(佑都)選手で崩してクロスを上げるシーンがあったと思うんですけど、ああやってゆっくり動かす時間も作れればそういう攻撃に使うエネルギーも戻ってくると思うので、守備に追われているときこそボールを大事にすることはひとつ大事なことかなと思います」
一方、先発していた原口元気に対して試合後にその意見をぶつけたところ、「中の選手としてはスペースがあっていけそうな感じがする中で、相手選手の能力の高さとかいうところで意外といけなかったりというシーンが多かった」という感想を返されたとのこと。それでも山根は「中と外で見てる感じは違うと思いますし、ピッチの中で余裕もなくなってくると思います。いかに持てるかというのはそんな簡単な話ではないと思いますけど、大切だなと」と主張を曲げない。
ブラジル戦では長友が右サイドバックとして先発してヴィニシウスを封殺。大先輩のプレーを「やっぱりインテルでずっとプレーしていた選手ですし、守備の対応のところは本当にすごい」と称賛した山根だが、攻撃に特色を持つ選手らしく、より支配的な戦いを求めている。
