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浦和レッズが前身含め通算8度目の天皇杯制覇…101年の歴史で最多タイ! 今季退団・槙野智章の後半AT弾で大分トリニータ破る

天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会は19日、決勝の浦和レッズvs大分トリニータが国立競技場で行われた。

勝てばAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を手にすることができる天皇杯。明治安田生命J1は浦和は6位で3位以上のACL圏には届かず、大分は18位で降格を喫する結果となっていた。

リカルド・ロドリゲス監督率いる浦和は、今季限りでの退団を発表している槙野智章と宇賀神友弥をベンチに置き、引退を発表した阿部勇樹をメンバー外とすることを決断し、江坂任やキャスパー・ユンカー、小泉佳穂らを送り出してタイトルを目指した。

一方、大分はこれまでチームの躍進をけん引した片野坂知宏監督にとっての最後の試合。J3から歩んだ6年間の集大成に向け、伊佐耕平や小林成豪、下田北斗らを送り出している。

試合は立ち上がりこそ中盤で攻防が繰り広げられたが、比較的優勢だった浦和が6分に先制点をもぎ取る。右サイドの関根貴大が個人技で突破してボックス右から中央マイナス方向に折り返し。待ち構えていた江坂が丁寧にミートしてネットを揺らした。

その後も浦和のペースで試合が進行していくが、大分も前半半ばごろから高い位置まで入り込むシーンを目立たせる。浦和のディフェンスラインは落ち着いてボックス内への侵攻を阻むものの奪った後のカウンターでも簡単にはシュートまで持ち込めない。

1点を追う大分は徐々にボール保持時間を伸ばしていくが浦和のブロックを崩すことができず。左右への揺さぶりや裏へのボールを織り交ぜていくものの中盤の強度で押されて決定機までが遠い。

反対に43分には右サイドを抜け出したユンカーが鋭いフェイントでボックス右に侵攻。大分DFとの接触により転倒してシュートを放てなかったがノーファウルと判定されている。

浦和がリードして折り返した一戦は互いに選手交代なしでハーフタイムが終了。後半は大分がより強度の高い入りを見せ、46分に町田也真人がボックス中央から右足を振り抜いたものの枠を外れた。

比較的攻勢を保っている大分が得点を奪えずにいる70分に浦和が決定機を作る。カウンターから関根のスルーパスを受けた江坂がフリーでボックス左に抜け出す。しかし、一対一ではGK高木駿がファインセーブを見せて1点差を保った。大分は直後に小林成豪に代えて野村直輝、浦和はユンカーに代えて宇賀神を投入する。

その後も両チームにとって一方的な展開とはならなかったが、互いに交代策を駆使する中で槙野らを起用した浦和が前半のリードを守ったまま終盤まで推移する。

しかし、ドラマは終了間際の90分に待っていた。ボックス手前左でボールを持った下田がインスウィングのクロスを蹴り込むと反応したのはペレイラ。頭で確実にボールを捉えて土壇場の同点弾とした。

それでも浦和も執念の得点を後半ATに決め切る。93分、右CKが跳ね返されたところに反応した柴戸海がボックス手前中央から左足を一閃。ゴール前の槙野が頭で軌道を変えて勝ち越し弾を奪い切った。

試合は直後に終了。今季クラブに別れを告げることを発表していた槙野の一撃により浦和が2018年以来3年ぶりの大会制覇を果たし、2022シーズンのACL出場権を手にした。

また、浦和は前身の三菱重工時代も含めてこれで通算8度目の優勝。慶應BRBと並んで史上最多タイに躍り出ることとなり、Jクラブとしては単独で最多となっている。

■試合結果
浦和レッズ 2-1 大分トリニータ

■得点者
浦和:江坂任(6分)、槙野智章(90+3分)
大分:ペレイラ(90分)

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