セレッソ大阪に所属する元日本代表FW大久保嘉人が12日、現役ラストマッチを終えて口を開いた。
C大阪は12日、天皇杯準決勝で埼玉スタジアム2002に乗り込んで浦和レッズと対戦した。今季現役引退を発表していた大久保は先発して積極的にシュートを放っていくシーンを目立たせたが、得点が奪えないまま前半半ばと試合終了間際に失点する。
C大阪は0-2で敗れて準決勝敗退となり、21シーズンもの間プロ選手として過ごした大久保にとって、これがラストマッチとなった。
試合後の会見に出席した大久保は、笛が鳴った瞬間は「あ、終わったな」と感じたと明かす。試合内容は満足いくものではなく「今日は負けて当然の試合だったので」と振り返りつつも、「すっきりしたというかこれでもうやらなくていいなという思いが強かったです」と心残りがないことを強調した。
この浦和戦に臨むにあたっても、「辞めるって決めた時からまったく悔いはなかったので。チームが天皇杯でここまで来てたので、上に行けたらいいなという思いではいました」とそれほど強く意識することもなかったと言う。最前線で戦い続けたプロ生活に区切りをつけ、安堵する気持ちが大きいようだ。
また、翌朝にはどのような心情になっていそうかと問われた大久保は、楽しみな気持ちでいると口にした。
「もうキツいことしなくていいや、走らなくていいやと思うと思います。サッカーと違うことをまた勉強して、チャレンジして。こっからの方が長いですし、自分もワクワクしています」
Jリーグ史上最多得点を誇るレジェンドの引退。日本人屈指の経験を有する希代のストライカーは、未練なくピッチに別れを告げ、今後の長い人生に歩みを進めている。




