20221116_Hajime_Moriyasu(C)Getty images

サッカー日本代表、W杯前最終戦となるカナダ戦の起用法は? ボランチについて森保一監督「田中と柴崎がおそらく先発」

日本代表を率いる森保一監督が16日、カナダ代表との国際親善試合に向けた前日会見に出席し、起用法などについて語った。

23日にカタール・ワールドカップ(W杯)初戦のドイツ代表戦を控える日本。17日にはカナダ代表との国際親善試合が組まれており、最後のテストの場となる。

北中米カリブ海予選を通過したカナダにとって、カタール大会は36年ぶり2度目のW杯。それでも予選では同じく出場権を手にしたメキシコ代表、アメリカ代表を抑えて首位で突破を決めた実力を持つ。

とはいえ、森保監督はカナダ戦が「W杯に向けた最後の準備」であることを強調しつつ、試合のテーマがコンディションの確認にあると説明した。

「まず大きなテーマとしては、W杯を総力戦で戦うためにチーム全体のコンディションを上げるところ。そして、今状態が不確定な選手のコンディションをしっかりと見極めることをやっていきたいと思います」

森保監督が語った通り、日本のW杯招集メンバーには負傷明け、または回復中と伝えられていた選手が幾人か名を連ねた。中でも大ケガが伝えられていた板倉滉と浅野拓磨が気がかりとなるが、森保監督はカナダ戦で見極める考えを明かしている。

「板倉(滉)と浅野(拓磨)に関しては、明日スタートから出てもらおうと思っています。どれだけプレーするかは分かりませんが、プレーの状態が不確定な選手はまさにその2人だと思います。プレーできる状況であることはトレーニングで確認できていますので、W杯に向けてよりコンディションを上げてもらえるように、明日の試合で使っていきたいと思います」

一方で、カナダ戦に参加しない選手について「冨安(健洋)、遠藤(航)、守田(英正)が明日の試合には入りません。三笘(薫)もまだチームに合流していないのでプレーしないという考えでいます」と明言。特に遠藤と守田の不在でボランチの起用に注目が集まる中、「田中碧と柴崎岳がおそらく先発する」とも口にしている。

いずれも本大会でもキープレーヤーとなる選手たちが不在となるが、森保監督はカナダ戦もあくまで「勝ちにいきます」と気持ちを出しつつ、総力を示すことが重要だと語った。

「チームにとっては痛いことではありますが、ケガ人だったり、体調不良だったり、大会期間中の出場停止等々、不測の事態は起こり得ると思いますので、そういった意味では色んなことを想定して26人のメンバーを組んでおります。守田、遠藤がいなくても十分、W杯を戦っていけるだけの選手層はあるということを、明日は確認しながら準備したいなと思います。明日プレーする選手たちには、自信をもって思い切ってプレーしてほしいと思います」

どのような結果になろうともW杯前の最後の準備の場となるカナダ戦。注目の一戦は、17日22:40キックオフ予定だ。

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