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サッカー日本代表、強豪アメリカに完封勝利! 途中出場の三笘薫がキレキレドリブルから終盤追加点

日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2022でアメリカ代表と対戦した。

カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた重要な強化期間となる9月のインターナショナルウィーク。日本はドイツに遠征し、キリンチャレンジカップ2022のアメリカ戦を23日、エクアドル代表戦を27日に戦う。

前日会見で「W杯に向けて良い準備となるように試合に臨みたい」と語っていた森保監督はアメリカ戦に4-2-3-1を採用。守護神にGK権田修一を据え、ディフェンスラインに酒井宏樹、吉田麻也、冨安健洋、中山雄太を配置した。

また、2ボランチには主力としてチームをけん引してきた遠藤航と守田英正。2列目はトップ下に鎌田大地で右に伊東純也、そして南野拓実がベンチスタートとなり、レアル・ソシエダで好調の久保建英が左サイドでプレーする。1トップには前田大然が入った。

W杯出場国同士の貴重な一戦では開始から中盤での激しいぶつかり合いが続く。7分、セルジーニョ・デストに右サイドを突破されてクロス。ボックス内でヘスス・フェレイラに頭で合わせられたが枠を外れて難を逃れた。対する日本は11分に左サイドから中央へ切り込んだ久保が右足を振り抜いたがアメリカDFのブロックに遭う。

日本は13分に決定機を創出。アメリカ陣内左の高い位置でインターセプトした久保が素早く前線にパスを送る。反応した鎌田がボックス中央からシュートを浴びせたがGKマット・ターナーのファインセーブに阻まれた。

それでも25分には伊東の仕掛けからこぼれたボールをボックス手前中央の守田が拾う。すぐさまボックス左にパスを供給するとフリーになっていた鎌田が確実にネットを揺らした。一度はオフサイドの笛が吹かれたもののVARオンリーレビューにより得点が認められる。

勢いに乗る日本は34分にボックス手前中央でFKを獲得。キッカーの久保が左足で直接狙ったがシュートはGKターナーに阻まれる。それでも日本が攻勢を保ち、優位に試合を進めていることを印象付ける展開で折り返しを迎えた。

日本はハーフタイムにGK権田、酒井、前田に代えてGKシュミット・ダニエル、伊藤洋輝、町野修斗を投入。町野はそのまま1トップに入ったが、ディフェンスラインでは冨安が右SBに回って伊藤がCBで吉田の相方を務める。

一方のアメリカも4名を入れ替えて仕切り直しを図ってきた後半。日本は前半とは打って変わって受けに回る時間が続くがシュートまで簡単には持ち込ませない。56分にはブレンデン・アーロンソンにボックス左まで抜け出されたが落ち着いた対処を見せた吉田がボールをコントロールさせなかった。

しばらく中盤での攻防が繰り広げられたが65分に右サイドで猛プレスをかけた久保がボールを奪い切って左サイドに展開。鎌田が右足で鋭いシュートを浴びせたがGKターナーに触れられて枠の右に逸れていく。

日本は68分に2枚替え。好プレーを見せていた久保と伊東に代えて三笘薫と堂安律を送り出す。決定力と突破力を兼ね備える両アタッカーをそのまま左右に配して追加点を目指した。すると76分にはボックス左の中山の折り返しに堂安が合わせたが枠をわずかに上に外れる。

日本はその後もアメリカにスピードを上げさせない守備から要所で素早い攻撃を仕掛けていく。すると88分には三笘が左サイドでの突破からボックスやや左に侵攻して右足でシュート。右足で巻くようにして放ち、ゴール右を捉えてリードを広げる。

直後に試合が終了。日本のFIFAランク24位に対して格上の14位に位置するアメリカに理想的なプランで勝利することに成功した。日本は今後、27日にエクアドルとの対戦を予定している。

■試合結果
日本代表 2-0 アメリカ代表

■得点者
日本:鎌田大地(25分)、三笘薫(88分)
アメリカ:なし

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