スポルティングCPのフレデリコ・ヴァランダス会長は、FWヴィクトル・ギェケレシュの状況についてコメントした。
今季スポルティングCPで公式戦52試合54ゴール13アシストと驚異的な活躍を見せ、リーグ連覇やカップ戦優勝の立役者となったギェケレシュ。その活躍は世界中のビッグクラブの関心を集めており、今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルをはじめ、リヴァプールやアトレティコ・マドリーなども獲得を検討していることなどが伝えられている。
しかし先日ポルトガル『Record』は、スポルティングCPの態度にギェケレシュが激怒していると報道。クラブ側は選手と昨夏の時点で、残留した場合は今夏に契約解除金1億ユーロ(約165億円)ではなく、移籍金6000万ユーロ(約99億円)+ボーナス1000万ユーロ(約16億5000万円)程度のオファーであれば放出を認めるという“紳士協定”を結んでいたという。だが、スポルティングCP側はその“紳士協定”を上回る移籍金8000万ユーロ(約132億円)を求めており、この態度に選手が激怒し、移籍を強行する可能性も伝えていた。
こうした憶測に、ヴァランダス会長が反応。『Record』に対して「1つだけ明確にしておきたいが、スポルティングCPには常識があるんだ」とし、以下のように噂を否定している。
「(シーズン開始時に)2つのことを伝えた。1億ユーロは要求しないこと、そして移籍金はパフォーマンス次第だということだ。彼のパフォーマンスはどうだった? (クラブと代表チーム合わせて)63ゴール17アシストと素晴らしく、ポルトガルフットボール史上最高のシーズンの1つだった。それでも我々は、契約解除金満額を要求はしないだろう」
「周りに人間には、我々に対して脅迫、恐喝、侮辱が一切通用しないことを知ってほしい。1つ保証できるのは、ヴィクトル・ギェケレシュが6000万ユーロ+1000万ユーロで退団することはないということ。絶対にね。代理人の戦略は状況を悪化させるだけだ。今のところ、彼には1つもオファーが来ていない」
なおイギリス『スカイスポーツ』は先日、マンチェスター・Uが仲介人を通してギェケレシュへ最初のアプローチを行ったと伝えている。今後の動向に注目だ。
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