Mason Greenwood Getafe 2023Getty

ヘタフェ、怒りの声明を発表…騒動から再出発のグリーンウッドがデビュー戦で"○ね"チャント浴びる「信じられないような、場違いな行動」

ヘタフェが28日に怒りの声明を発表した。

今夏の移籍市場で、マンチェスター・ユナイテッドからヘタフェに加入したFWメイソン・グリーンウッド。昨年1月に恋人に対する強姦と暴行行為などで逮捕および起訴されていたものの、最終的には起訴が取り下げられることに。それでも、マンチェスター・Uは内部調査を踏まえた上でクラブからの退団を強いることに。1年間のレンタル移籍でラ・リーガの地で再出発を図ることとなった。

グリーンウッドは17日に行われた第5節 オサスナ戦で待望のデビューを飾ることに。77分からの途中出場で、約20カ月ぶりにピッチへの帰還を果たした。しかし、同試合ではグリーンウッドに対する侮蔑的チャントがピッチに響くことに。『マルカ』によると、オサスナのファンが「○ね」と歌っていたのを聞いたという。

ヘタフェは同件について沈黙を破り、起きた事象について糾弾。次のように長文の声明を残している。

「ヘタフェCFは、ラ・リーガで繰り返し発生している、軽蔑的で不寛容なチャント、特に深刻な侮辱、そして選手とコーチのイメージと士気を損なう行為に対して、全面的な不支持を表明したい」

「スポーツの観点からは表現の自由として尊重するが、その批判的な流れがヘタフェCFのスタッフやコーチングスタッフに対する軽蔑的な蔑称、侮辱、無礼に起因する場合、我々はそれを共有しない。同様に、我々は、情熱的なサッカー界を構成する行為者の間で、彼らの発言と同志であることを求める」

「我々は、審判団とその可能な意思決定に影響を与えようとする現在の意見に対して、動かず、単なる傍観者でいることはできない。この開幕戦で繰り返された、信じられないような、場違いな行動を、我々は観察している」

「ヘタフェCFの選手とコーチは、最高レベルのプロフェッショナルとしてこのショーに参加し、世界最高のリーグでプレーすることが示すメディアの拡声器を意識している。しかし、それ以上に、彼らは感情を持った人間であり、彼らとともに苦しむ家族や友人がいて、このコミュニケーションに亀裂を生じさせることなく、我々が求める敬意に値する」

「このようなことは、クラブ、大会、そしてその一員であるプロフェッショナルのイメージを著しく損なうもの」

「ヘタフェCFは常に、組織やライバル、サッカー界の他のメンバーを尊重するチームとして知られてきた。しかし、事実の深刻さを目の当たりにし、声を上げ、選手とコーチの名誉を守る時が来た」

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