天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会は5日、準決勝の京都サンガF.C.vsサンフレッチェ広島が行われた。
東京ヴェルディを上回った京都、セレッソ大阪に競り勝った広島が準決勝で激突。京都はピーター・ウタカや宮吉拓実、金子大毅ら、広島はドウグラス・ヴィエイラや満田誠、川村拓夢らを先発起用した。
良い入りを見せた京都を徐々に押し返していく広島。27分にはD・ヴィエイラがボックス左からシュートを浴びせたが、GKマイケル・ウッドのセーブに遭う。
一進一退の攻防が続く中、ボックス内でメンデスのハンドがあったとしてVARオンフィールドレビューが実施。40分にPKの判定となり、キッカーのD・ヴィエイラが確実にネットを揺らした。
後半に入ってからより強烈なプレスで広島に自由を与えず同点を目指す京都。広島は58分に痛めた様子のD・ヴィエイラに代えてナッシム・ベン・カリファを送り出す。
それでも64分にはショートカウンターからボックス手前中央にドリブルで侵攻したウタカが左足を振り抜いたが、GK大迫敬介に阻まれる。
その後、京都は続々と選手を入れ替えて交代カード5枚をすべて使用。すると79分、荒木大吾が右サイドで仕掛けたこぼれ球に途中出場していたイスマイラが反応して右足を振り抜き、同点弾を突き刺した。
そして1-1で迎えた延長戦前半、早々にスコアが動く。95分、エゼキエウのヒールパスを受けたN・ベン・カリファがボックス右から右足で勝ち越し弾を奪う。その後も一進一退の攻防が繰り広げられた試合だったが、広島がリードした状況で終了の笛を迎えた。
これにより、広島は前身の東洋工業サッカー部・マツダSC時代以降では6度目、2013年以来9年ぶりとなる決勝進出が決定。16日の決勝では初優勝をかけてヴァンフォーレ甲府と対戦する。
■試合結果
京都サンガF.C. 1-2 サンフレッチェ広島
■得点者
京都:イスマイラ(79分)
広島:ドウグラス・ヴィエイラ(40分)、ナッシム・ベン・カリファ(95分)
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