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J2残留争い中のヴァンフォーレ甲府が鹿島アントラーズを撃破! 1点守り抜きクラブ史上初の天皇杯決勝進出

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会は5日、準決勝のヴァンフォーレ甲府vs鹿島アントラーズが行われた。

明治安田生命J2リーグで残留争い中ながら天皇杯ではクラブ史上初の4強入りを果たしている甲府と、2016年以来の国内タイトルを目指している鹿島が対戦。甲府は宮崎純真や三平和司、石川俊輝ら、鹿島は鈴木優磨や土居聖真、樋口雄太らを先発起用した。

試合は戦前の予想通り鹿島が主導権を握る展開となるが要所で甲府が決定機を創出。21分には長谷川元希のスルーパスに抜け出した三平がボックス内でGKクォン・スンテとの一対一を制したが、オフサイドの判定で得点は認められない。

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それでも37分、後方からのロングボールに宮崎が抜け出す。GKクォン・スンテとの一対一となったところで落ち着いてかわし、無人のゴールに流し込んだ。

巻き返しが必要な鹿島はハーフタイム中に土居と名古新太郎に代えてエヴェラウドと仲間隼斗を投入。ビハインドで迎えた後半に素早い展開から攻勢を強めていく。

鹿島は67分、ボックス手前右でフリーとなった鈴木が精度の高いクロスを蹴り込む。するとエヴァラウドが頭で合わせたがGK河田晃兵がファインセーブでしのいだ。

耐える時間が続きながらも無失点を保つ甲府は73分、三平と荒木翔に代えてウィリアン・リラと野澤陸を送り出す。一方、攻め込んでいるものの得点が奪えない鹿島は76分にアルトゥール・カイキに代えて松村優太を起用した。

終盤の84分には鹿島が右サイドでFKを獲得。樋口のクロスをファーの関川郁万が頭で折り返すと仲間が体勢を崩しながら押し込んだがオフサイドの笛が吹かれる。

結局、甲府が耐えてリードを守り切る形で試合を終了。2016年以来の国内タイトルを目指してきた鹿島だったが、ベスト4で天皇杯から姿を消すこととなった。一方の甲府はクラブ史上初の大会制覇に向けて、16日に開催予定の決勝に進んでいる。

■試合結果
ヴァンフォーレ甲府 1-0 鹿島アントラーズ

■得点者
甲府:宮崎純真(37分)
鹿島:なし

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