マンチェスター・シティMFケヴィン・デ・ブライネは、今シーズン限りで同クラブを退団することを発表した。
2015年夏にヴォルフスブルクからマンチェスター・Cに加入したデ・ブライネ。これまで10年にわたってチームの主力として活躍し、公式戦413試合出場106ゴール174アシストを記録、6度のプレミアリーグ制覇や5度のリーグカップ優勝、2度のFAカップ優勝、そしてチャンピオンズリーグ制覇の立役者としてチームを牽引してきた。
そんな33歳MFだが、マンチェスター・Cとの現行契約は今季限り。契約延長交渉の行方には大きな注目が集まっていたが、4日に自身のSNSで、シーズン終了後にクラブを離れることを発表。サポーターへメッセージを送った。
「これがマンチェスター・Cの選手として過ごす最後の1カ月となるだろう」
「これを書くのは簡単なことじゃないよ。でも、フットボーラー全員がいつかこの日が来ることをわかっている。この日が来たんだ。みんなは僕の口から最初に聞くにふさわしい人たちだよ」
「フットボールが僕をみんなの下へ、この街へ導いてくれた。夢を追いかけながら、この時期が僕の人生を変えてくれるとはわからなかったよ。この街、このクラブ、ここの人々……僕にすべてを与えてくれたよ! そして、僕らはすべてを勝ち取ったんだ」
「それが好きか嫌いかにかかわらず、お別れを告げるときが来た。スリ、ローム、メイソン、ミシェル、そして僕は、この場所が僕ら家族にとって本当に意味のある場所であることに心から感謝している。『マンチェスター』は子どもたちのパスポートに永遠に刻まれ、そしてさらに重要なことに、僕ら1人1人の心のなかに刻まれる」
「ここはいつだって僕の家だ。この街、このクラブ、スタッフ、チームメイト、友人、家族には、この10年間の冒険を感謝してもしきれない」
「どんな物語にも終わりは来るけど、これは間違いなく最高のチャプターだった。最後の瞬間を一緒に楽しもう! 愛を込めて、ケヴィン」
2019-20シーズン、そして2021-22シーズンにはプレミアリーグ最優秀選手に輝き、史上4人目となる2度のシーズンMVPを受賞するなど、プレミアリーグの一時時代を築いたデ・ブライネ。現時点でのマンチェスター・Cでのラストマッチは5月25日、敵地でのフラム戦となる。


