リヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドの起用法について、『スカイスポーツ』の記者が分析している。
3日に行われたプレミアリーグ第14節のフラム戦で、右サイドバックとして先発したアレクサンダー=アーノルド。すると20分に豪快なFKを直接突き刺して先制点をもたらすと(判定はオウンゴール)、3-3で迎えた88分にはワントラップから劇的な逆転弾を突き刺し、4-3の勝利に導いた。
プロデビューから右サイドバックでプレーするアレクサンダー=アーノルドだが、昨季途中からは攻撃時に中盤でプレーする機会が増加。またイングランド代表では、インサイドハーフで出場する機会も増えている。一部の現地メディアでは、攻撃時の貢献度と守備の不安からポジションを移すべきとの意見も上がっていた。
そんな中、『スカイスポーツ』のジョー・シュレッド記者は、フラム戦のユルゲン・クロップ監督の采配とアレクサンダー=アーノルドのパフォーマンスに注目し、持論を展開している。
「リヴァプールが追いかける中、クロップはフラーフェンベルフに代えて遠藤航を投入するという決断を下し、ファンを驚かせた。だが、8番の選手をホールディングMFと交代するというアイディアは明確だった。(遠藤を置くことで)アレクサンダー=アーノルドはホールディングMFから解放され、より高い位置で自由にプレーできるようになっている」
「ゴールが必要な時にクロップが守備のタスクからアレクサンダー=アーノルドを解放したという事実が、すべてを物語っている。サラーと並び、彼が攻撃を牽引しているのは明らかだ。FKは不運にもオウンゴールとはなったが、まるでスティーブン・ジェラードのようなフィニッシュでスコアシートに名を刻んでいる」
そしてコメンテーターを務めるディーン・アシュトン氏が「今の段階でジェラードと比較するのはアンフェアかもしれないが、彼もキャリアが進むにつれてポジションを上げている。トレントに同じことが起きないなんて言えないよ」と語ったことについて触れ、以下のように締めくくった。
「クロップの采配は功を奏した。アレクサンダー=アーノルドが中盤で先発するまで、そう長くはかからないかもしれない」
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