リヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドについて、イギリス『スカイスポーツ』の解説陣が議論を展開した。
9日に行われたプレミアリーグ第30節で、アーセナルと対戦したリヴァプール。本拠地アンフィールドで2点をリードされる苦しい展開となったが、前半終了間際にモハメド・サラーのゴールで1点を返すと、後半は猛攻。87分にロベルト・フィルミーノが同点弾を奪い、何度も決定機を作ったが、2-2のドローで試合を終えた。
この試合で先発したアレクサンダー=アーノルドは、同点弾をアシストするなど攻撃で好パフォーマンスを見せた一方で、『スカイスポーツ』解説陣は守備対応を批判している。ギャリー・ネヴィル氏は、以下のように語った。
「守備は本当に悪いので、もう何を言っていいかわからない。(ガブリエウ)マルティネッリに対してパスを守るためのポジションは、もはや小学生のディフェンスだ。理解できないよ。だが、彼の攻撃的なプレー、パス、そしてミスがあってもボールに絡む勇気は称賛に値するね。私はリスペクトしているんだ」
その上で、アレクサンダー=アーノルドの中盤起用については「『サイドバックなら中盤でプレーできる』と言われてきたが、そんなことはない。彼はウイング、ウイングバックはできるが、そんなことはない」と否定的な見解を述べ、さらに以下のように続けた。
「世界最高のDFになる必要はない。ただ、足手まといになってはいけないんだ。攻撃の仕方で偉大なDFになる必要はない。誰もそんなことは求めていないと思う。“ちょっとした能力”と“注意力”を求めているだけだ。彼についての話は今後も続くだろう。夏には、彼の守備が自分たちを苦しめていることに気づいてほしい」
■キーンは辛辣に…
また同じく『スカイスポーツ』解説者のロイ・キーン氏は、「驚くのは、毎週毎週まるでこのポジションでプレーしたことがないように見えることだ」とし、辛辣な見解を語っている。
「何百試合もプレーし、大きなタイトルを獲得している経験豊富な選手なのにね。周囲で相手選手が素早く動くのを、彼はまるで初めてみたかのように感じているようだ。毎日トレーニングで見ているはずだし、トップレベルなら必ず直面するのに、誰かが良い動きをするだけで驚いているようだ」
「ここ数年、彼は守備面でまったく学んでいない。まったく向上していないんだ」




