マルセイユのフランス代表MFアドリアン・ラビオの母親は、クラブの対応に異議を唱えている。
2024年夏にマルセイユへと加入し、これまで公式戦32試合10ゴール6アシストを記録するラビオ。しかし、今季のリーグ・アン開幕戦(レンヌ:0-1)後のロッカールームでジョナサン・ロウと激しい喧嘩に発展したことが伝えられている。そしてクラブは19日、「受け入れられない振る舞いがあった」としてロウと共にラビオを移籍リストに入れたことを発表。さらにパブロ・ロンゴリア会長は『AFP』で「事態は極めて深刻で、前例のない暴力行為があった」と明かしている。
しかし、この声明にラビオの代理人で実の母であるヴェロニク氏が反論。これまで息子に関する注目の発言を何度も残してきた同氏は『RTL』に対し、不満を爆発させた。
「『前代未聞の暴力』とは何? ケガ人も病院送りになった人もいない。鼻の骨折や唇の裂傷もない。私にはよく理解できない。『前代未聞の暴力』なんて信じられない」
「口論? 私もアドリアンも否定はしない。彼自身の話に任せる。だがロッカールームには監督もベナティア(スポーツダイレクター)もいたことがわかっているのに、驚きだ。前例のない暴力行為があって、誰も介入しなかったなんて、どうやって想像するの? 私には信じられないし、そもそも誰も信じていない」
なおロンゴリア会長は、「これは組織とこのシーズンを守るための決断だ」とも話している。今季チャンピオンズリーグにも挑戦するマルセイユだが、チームの動向に注目が集まっている。


