アル・ヒラル(サウジアラビア)を率いるラモン・ディアス監督が、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦の浦和レッズ戦後に悔しさを口にした。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。
4月29日のACL決勝第1戦で浦和をホームに迎えたアル・ヒラル。連覇を目指す前回王者は13分にサレム・アルダウサリの得点で先制したが、53分に浦和のラストパスを阻もうとしたアリ・アルブライヒのクリアが左ポストに直撃する。跳ね返りに反応した興梠慎三に同点弾を決められた。
最終盤にはS・アルダウサリがラフプレーで退場となったものの、アル・ヒラルは最後まで猛攻を見せたが、1-1で決着。浦和が貴重なアウェイゴールを手にしている。
この試合を振り返るディアス監督はミスによる失点を悔やんだ。
「試合の入りは非常に良く、攻撃面でも素晴らしかった。得点にも値したね。しかし、ミスが問題を複雑にすることもあるし、これが決勝戦というものだ」
また、浦和が追いついた後にチームが混乱していたことも認めた。
「浦和が同点に追いついた後、そしてアルダウサリのレッドカードで混乱が生じてしまった。だが、それでも得点するチャンスはあったんだ。私たちは希望を捨てていないし、再びアジアチャンピオンになるためにベストを尽くすよ」
5月6日に浦和の本拠地・埼玉スタジアム2002で行われる第2戦に向けては「私たちは困難な状況を打開するのに慣れているし、リカバリーするために懸命に取り組み、再戦に備えるよ」と意気込みを語っている。




