5月末のセリエA再開へ向け…イタリア首相、来週から選手の個人練習を許可。18日からはグループでも可能に

【欧州・海外サッカーニュース】約2カ月近い活動停止状態が続いていたセリエAの各クラブだが、再開に向けて動くことが可能となった。

新型コロナウイルスの影響で中断が続いているセリエAだが、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は5月4日以降のトレーニング再開を許可している。

新型コロナウイルスによって甚大な被害を受けるイタリア。これまで計20万人近い感染者が報告され、2万6000人近くが亡くなるなど、世界でも特に被害の大きい地域となっている。セリエAも3月から中断となり、パウロ・ディバラら各クラブ選手に陽性反応が確認されるなど、サッカー界も大きな影響を受け、先行きは不透明な状況が続いていた。

しかし、ここ数週間では新規感染者数は減少傾向に。そして、セリエAも再開を目指して動くことが可能になったようだ。コンテ首相は26日の会見で、「5月4日以降、プロのアスリートはソーシャル・ディスタンスを保ちながら非公開での練習を行うことができる」と発表。個別でのトレーニングを許可した。この期間の目安は2週間で、5月18日からはグループでのトレーニングも可能になるという。

また、コンテ首相は『La Repubblica』に対し「まだ完全に移動の自由を回復する段階ではないが、現在の厳しい規制の緩和を検討している。ウイルスの予防と拡大防止を保証しつつ、より自由な移動を認めるつもりだ」とも語っており、ロックダウン（都市封鎖）を徐々に緩和するつもりであると明かしている。

なおセリエAの再開は、以前に5月31日を見込んでいることが伝えられていた。未だ正式な発表はされていないが、シーズン終了に向けようやく前へ進むことが可能となっている。

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