リオネル・メッシとバルセロナの契約には、毎年6月30日に選手側から契約を打ち切ることのできる要項が含まれているようだ。『Goal』の取材でわかった。
2004年のファーストチームデビュー以降、バルセロナ一筋で活躍を続けるメッシ。これまでの15シーズンで全公式戦678試合で603ゴールを記録し、バロンドールを史上最多タイとなる5度受賞するなど、名実ともに世界ナンバー1のフットボーラーとして君臨している。
これまでに数々の記録を残してきたメッシだが、バルセロナの現行の契約は2017年11月に結んだもので、期限は2021年6月末まで。契約満了まで2年を切っており、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は同選手との契約更新に向けて長期にわたる話し合いを行っているが、アルゼンチン代表FWは現段階でサインをしていない。
そんな中、契約の中に特殊な条項が含まれていることがわかった。『Goal』の取材で、32歳を過ぎれば一方的にバルセロナを退団できる権利をメッシが有していることが明らかとなっている。そのため、今年6月に32歳の誕生日を迎えた同選手が望めば、これから毎シーズン終了後にカンプ・ノウから離れることができる。
ただし、このような条項を契約に含めるのはバルセロナにとってメッシが初めてではない。クラブのレジェンドであるカルレス・プジョル、アンドレス・イニエスタ、シャビも32歳を過ぎれば毎年6月30日にクラブとの契約を破棄することができたようだ。
同様の契約を結んだ他のレジェンドのように、32歳を過ぎてもメッシの残留を望むバルトメウ会長は2月、「我々はこれからも彼にいてほしい。彼が決断を下したとき、我々は新契約を結ぶつもりだ」と契約延長はメッシの判断次第で、末永くクラブにいてもらうために尽力したいと話していた。
一方、以前から地元クラブ、ニューウェルズ・オールド・ボーイズでのプレーを望むとされるメッシは3月に「そうしたいと思っているけど、アルゼンチンに帰ることを意味するから簡単ではない。子供たち、とくに大きくなり始めているチアゴのことを考えなければならないから、一緒に決めることになる。もちろん、ニューウェルズでプレーしたい。でも、これからのことは何もわからない」と自身の将来について言及している。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



