明治安田J1百年構想リーグEASTグループの第1節が千葉のフクダ電子アリーナで行われ、ジェフユナイテッド千葉は浦和レッズに0-2で敗れた。
降りしきる雪のなかで千葉の新シーズンが始まった。
17季ぶりのJ1復帰を果たし、7日にホームで行われた百年構想リーグの開幕戦に浦和を迎えた千葉。1万6338人が詰めかけたフクアリでスタートダッシュを切りたかったが、0-2で敗れた。
試合後、千葉の小林慶行監督は「非常に悔しいです」と一言。
「レベルの高いチームとやるとなれば、してはいけないミスをした時点でゲームは終わりますから」と前半の立ち上がりの2失点を振り返った。
千葉は試合開始直後から勢いを持って試合に入ったが、味方同士の連係ミスからペナルティキックのチャンスを献上し、そのまま前半5分に失点。12分には左サイドから侵入を許し、最後は浦和FW肥田野蓮治にこぼれ球を詰められて、2得点を先取された。
「カテゴリーが上だろうが、下だろうが、あのミスが起こるチームだったらこのステージで戦えていない」ときびしい表情の小林監督。
千葉は前後半を通じてサイドアタックからチャンスを作るも、ゴールネットは揺らせないまま試合終了。J1のレベルを痛感させられる一戦となった。
先月31日に行われたプレシーズンマッチの「ちばぎんカップ」では、J1柏レイソルに1-2で敗れた。前半をシュートゼロ本で終えるなど、スコア以上に力の差を見せつけられた試合だっただけに、同試合後の指揮官は「完敗です」と言い切っていた。
それから約一週間。千葉は「ちょっとだけ、半歩だけ進んだかなというゲーム」(小林監督)を終えた。指揮官の顔に“前進できた”喜びはなく、むしろ「選手たちは間違いなく個の差を感じている」と危機感を抱いていた。
「これから自分たちの分析をされればされるほど、個の力はさらされていく。時間が経てば経つほど、恐らく難しいゲームが増えると思います」
「それくらい個々の差がある。絶対的に受け入れなければいけない部分だと思います。総合力を上げていかないといけない」
悔しい敗戦となったが、このままやり続けるしかない。
次戦は今月15日にホームで川崎フロンターレと対戦。再び対峙する強豪との対戦を前に、指揮官は進むべき道を示した。
「魔法の戦術もないですし、魔法のトレーニングもありません。『愚直に続けていく強さがありますか?』と問われている。だからこそ、今シーズンは“信念”を掲げています」
まずは1勝をあげたい。千葉は一歩ずつ、半歩ずつでも前に進んでいく。
取材・文=浅野凜太郎





