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nemoto(C)Getty Images

「ご縁があると思うんです」浦和レッズDF根本健太が千葉戦でクリーンシート勝利に貢献「いい意味で恩返しをしたかった」

明治安田J1百年構想リーグEASTグループの第1節が千葉のフクダ電子アリーナで行われ、浦和レッズがジェフユナイテッド千葉に2-0で勝利した。

下部組織時代を過ごしたクラブ相手に、成長した姿を披露した。

センターバックで先発フル出場した浦和DF根本健太は「ジュニアユースのときは、このピッチでプレーすることを目指しながらやっていました」と雪が降りしきるフクアリで、J1昇格組の千葉と激突した。

中学時代はジェフユナイテッド千葉Jrユース(U-15)に所属していた根本。左サイドバックやセンターバックでプレーしながら、同クラブのトップチーム昇格を目指していたが、「あまりうまくいかない時期もありましたね」とユース(U-18)には上がれず、千葉県の東京学館高へ進学した。

サッカー選手としての岐路に立たされた根本だったが、地道な努力を続け、大学は強豪の流通経済大に進学。左足から放つ正確なフィードと、粘り強い守備能力を評価された同選手は昨季より浦和に加入し、リーグ戦5試合に出場した。

そして迎えたこの日の開幕戦。対戦相手の千葉でヘッドコーチを務める坂本將貴氏は中学時代に指導を仰いだ恩師だ。

浦和の背番号5は坂本ヘッドコーチに「いい意味で恩返しをしたかった」と古巣のホームで躍動。センターバックでコンビを組んだDF宮本優太との見事な連係で千葉の攻撃を完封し、攻めれば高い配給力でビルドアップを活性化させた。

「自分たちはディフェンスなので失点をしないことが一番大事。そこを一番意識しながら、自分と宮くんが中心になってラインをコントロールできたと思います」

「宮くんのパスを出すタイミングや、逆に自分がボールを持ったときのポジショニングはすごく助かります。勉強になりますし、お互いにうまくやれている」

前半5分にMF松尾佑介のペナルティキック弾で先制した浦和は、その後も集中した守りでゴールを割らせず。同12分にはFW肥田野蓮治がこぼれ球に詰めて2得点を奪取した。

浦和は強固なブロックで千葉を退け、2-0で勝利。2020年以来6シーズンぶりとなる開幕戦白星スタートを切った。

クリーンシートに貢献した根本だったが、「改善するところはあると思うので、そこは突き詰めないといけない。開幕戦には勝ちましたが、すぐに次の試合では何を改善して、どう勝つのかを考えてやりたい」と次を見据えた。

報道陣からの質問や称賛に対しても『まだまだこれから』と言わんばかりに、淡々と受け答えていた根本。そんな同選手の肩をポンポンと叩きながら、「お疲れ様」と通り過ぎる人物がいた。坂本コーチだ。

その瞬間、根本の顔がふっとほころんだ。

「自分は浦和の選手ですが、このような形でまた出会えたことにはご縁があると思うんです。少しだけ成長した姿を見せられたのかなって思うと、それがうれしかったです」

飛躍の年にしてみせる。坂本コーチとの再会を終えた根本は「もっと、もっと成長しなきゃいけないんですけどね」と力強かった。

取材・文=浅野凜太郎

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