浦和レッズが勢いをつけてクラブ・ワールドカップ(W杯)に挑む。
1日の明治安田J1リーグ第19節で横浜FCをホームの埼玉スタジアム2002に迎え撃った浦和。序盤から押し込みながらも前半終盤に先制を許す嫌な流れだったが、サミュエル・グスタフソンの今季初ゴールを含む2発で逆転勝ちし、クラブW杯前最後の一戦を白星で飾った。
「素晴らしいフィーリングでした。優勝戦線に残るためにも、アメリカに行く前にも非常に重要な勝利。もちろん、ベストゴールではなかったけど、僕らにとって逆転するっていうところが非常に重要だったし、全員が素晴らしいフィーリングを得ていると思います」
そう価値ある逆転劇を回想したグスタフソンは2ゴールに触れ、1点目は「ちょっとラッキー」と言うが、「全体像を見ればいい攻撃だったと思います」と笑み。ポストの跳ね返りを押し込んでの逆転弾にも「ラッキー」とし、「上位にいる上で必要なゴール」と評した。
この日も真っ赤に染まったスタジアムは3万9995人もの観客が来場。壮行セレモニーでは『GRAB THE WORLD CUP』の人文字によるコレオグラフィーだけでなく、飛行機のフラッグがスタンドを横断するなどの粋な演出で選手を鼓舞するひと幕もあった。
これにはスウェーデン代表MFも感激。「みなさんも見ての通りだと思います。本当にファンタスティック。素晴らしいサポートをしてくれています。W杯でもファンのサポートが必要。今日もまたそのような最高の日をファンのみんなが作ってくれました」との言葉を紡いだ。
浦和にとって、いよいよともいえるクラブW杯に向けては「まずはどうやって試合に勝つか。チームとしてパフォーマンスをしに行く。もちろん、素晴らしい機会だし、チャレンジ、非常に楽しみな対戦相手がいます。僕らもいい試合ができると期待しています」と述べた。
また、自身のコンディションを問われると、「どう思う?」と聞き返し、「もちろん、試合を重ねてちょっと日にちが空くので、またしっかりと準備ができます。非常に好調です」と続けている。
浦和はグループステージで今季のチャンピオンズリーグ準優勝チームであるインテル(イタリア)や、リーベル・プレート(アルゼンチン)、モンテレイ(メキシコ)と対戦。初戦は17日のリーベル・プレート戦となる。

