vortis-gert-engels(C)Getty Images

J2徳島、新指揮官にヘッドコーチのゲルト・エンゲルス氏が昇格 「大変嬉しく思うと同時に身の引き締まる思い」

徳島ヴォルティスは28日、ゲルト・エンゲルス氏の監督就任を発表した。

今季のJリーグでJ1昇格プレーオフに勝ち進んだものの、決勝で涙した徳島。増田功作監督が退任し、後任としてヘッドコーチを務めるエンゲルス氏の昇格が決まった。

UEFAプロライセンスを持つエンゲルス氏がJリーグで指揮を執るのは浦和レッズを率いた2008年以来。クラブの公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。

「来シーズンの監督を任せていただけることを光栄に思います。2025シーズンはJ1昇格という目標を達成することはできませんでしたが、このチーム、スタッフ、ファン・サポーターの皆さまをはじめ徳島ヴォルティスに関わる皆さまとともに戦うことができて、とても充実した日々を過ごすことができました。チームにとっても、選手1人ひとりにとっても凄く成長することができたと感じています」

「徳島の皆さまはサッカーに対しても熱く、地域に対する愛があり、雰囲気も非常に良い街だと感じています。この地で監督として来シーズンも戦えることを大変嬉しく思うと同時に身の引き締まる思いです。選手、スタッフで協力して、クラブ全体で一丸となって、このチームをもっともっと強くしたいと思います。来シーズンもともに戦いましょう。応援よろしくお願いいたします」

また、強化本部長の黒部光昭氏も新体制に期待する部分などを語りながら、迎える次のシーズンに向けて決意を新たにした。

「2025シーズン、クラブに対してご支援いただいた徳島ヴォルティスに関わる皆さま、熱い応援をいただいたファン・サポーターの皆さまありがとうございました」

「リーグ戦を4位で終えてJ1昇格プレーオフ決勝に進出しましたが、目標としていたJ1昇格を達成することができませんでした。シーズンを終えて、クラブとして1年半後のJ1復帰に向けた準備に着手しており、このたび2025シーズンにヘッドコーチを務めておりました、ゲルトエンゲルス氏に監督として指揮を執っていただくことを決定しました」

「2025シーズンのチームを総括すると、増田功作前監督のもと堅守を築き上げてきたことと、その守備面での戦術がシーズンを通して選手たちが自信を持って戦うことが出来ることに繋がり、このチームのベースとなったと捉えています」

「また、シーズン終盤を迎える中で、多くの選手からこのチームで昇格をしたいという強い思いが感じられ、チームとしての輪が強固になり非常に良い空気感で戦うことができたことは継続していくべきものだと考えています。そのチームが最後に経験した悔しい思いやその時の光景を忘れることなく、1年半後にJ1に昇格することを見据えて再度チームを編成していくことを重視しました」

「そして、より勝利にこだわるために、ゲルトエンゲルス監督が持つ経験や、より選手の特徴を掴んで良い部分を伸ばしていく指導力がプラスアルファをもたらしてくれることを期待しています。2月に開幕する明治安田Jリーグ百年構想リーグでの、より一層のご支援、ご声援よろしくお願いいたします」

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