リヴァプールは27日、プレミアリーグ第18節でウォルヴァーハンプトンをホームのアンフィールドに迎えた。
プレミアリーグ連覇を狙うも、現在は首位のアーセナルと勝ち点「10」差で5位と苦戦しているリヴァプール。それでも直近のリーグ戦2試合ではブライトンとトッテナムを連破して9月以来の連勝を飾り、公式戦では3連勝含む6戦無敗と復調傾向にある。
一方、ロブ・エドワーズ監督率いるウルブズは勝ち点わずか「2」で依然として最下位。低迷する相手にリーグ戦3連勝を飾りたい中、レッズはアレクサンデル・イサクが負傷離脱、ドミニク・ソボスライが出場停止、モハメド・サラーはエジプト代表としてアフリカ・ネーションズカップに参戦中。遠藤航も足首の負傷で離脱している中、ジェレミー・フリンポンとフェデリコ・キエーザらが先発した。
リヴァプールとウルブスは、今年初めに自動車事故で悲劇的な死を遂げたディオゴ・ジョタ氏が所属したクラブ。試合前にはジョタ氏の子供がピッチに登場し、サポーターから声援が送られた。
開始11分、リーグ戦3試合連続ゴール中と絶好調のウーゴ・エキティケがフロリアン・ヴィルツのスルーパスに抜け出し、ボックス内で対峙した相手DFのタイミングをずらして右足でシュートを放つが、右ポストに直撃した。
均衡を破ったのは41分、ボックス右手前でパスを受けたフリンポンがドリブルでボックス右に侵攻し、マイナス方向に折り返す。これをライアン・フラーフェンベルフが右足でニアサイドに蹴り込んで、ジョタ氏のゴールパフォーマンスを披露した。
欲しかった先制点を奪ったリヴァプールはその1分後に待望の時が訪れる。左サイドのエキティケがドリブルで持ち運ぶと、ボックス中央へスルーパス。ここに走り込んでいたヴィルツが相手守護神との一対一を制して、移籍後初ゴールを記録した。
前半終盤の連続ゴールにより良い形で試合を折り返したリヴァプール。しかし、51分、ウルブスの左CKをトル・アロコダレに合わせられる。これはGKアリソン・ベッカーが弾くも、サンティアゴ・ブエノに押し込まれた。
1点差に詰め寄られると、ウルブスが勢いをもって攻勢を仕掛けてきたものの、87分には自陣ゴール前でのピンチをコナー・ブラッドリーがスライディングで防ぐ値千金の守備を見せるなど、リードを守り抜いて試合をクローズ。リヴァプールがプレミアリーグ3連勝を達成し、公式戦7試合負けなしをキープしている。





