マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督がイングランド代表MFコビー・メイヌーを「クラブの未来」と評す。イギリス『スカイスポーツ』が報じた。
マンチェスター・Uのアカデミーから現る新たな才能として脚光を浴び、イングランド代表にも上り詰めたメイヌー。だが、今季のここまでアモリム監督の起用法が影響して出番が激減し、折り返し地点に差しかかろうとするプレミアリーグに限れば、1度も先発のチャンスが巡ってきていない。
それによって、ピッチを離れれば移籍話で持ちきりの20歳MFだが、アモリム監督は「メイヌーなら、これからもチャンスがあるはず」とし、こう続ける。
「彼はいろんなポジションでプレーしてきたし、カゼミーロのようなポジションについても話し合ったが、彼ならやれる。3バックのシステムなら、この前の試合のメイソン・マウントのようなポジションでもプレーできる」
「彼はマンチェスター・ユナイテッドの未来を担っていくことだろう。私はそう感じている。今はとにかくチャンスを待つ必要がある。このフットボール界では2日間ですべてが変わったりもする」
2026年北中米ワールドカップ(W杯)のイングランド代表入りを目指すメイヌーにとって、クラブでの出番減は由々しき事態で、今冬の移籍が1つの解決策といえる。だが、ポルトガル人指揮官は消極的だ。
「誰かを獲得できなければ、難しい。選手層が薄いからね。フルメンバーが揃っていても、ここで何かが起こりうるのを考えると、選手層が薄い」
「我々は大きな責任を負ったクラブ。こうした問題に対処しながら、『どの試合も勝たないといけない』というのが全員の頭のなかにある。言い訳も許されない。だから、代わりが確保できないなら、クラブを去るのは難しいだろう」
そんなマンチェスター・Uではブルーノ・フェルナンデスが負傷離脱。メイヌーにとっては絶好のチャンスだったが、タイミング悪く、こちらも負傷し、マンチェスター・U指揮官も頭を抱えた。
「(負傷する)数日前、我々はコビーが本来与えられるべき、あるいは必要とする出場時間を与えられていないという話をしたんだ。そして、絶好のチャンスが訪れたとき、コビーは不在だったんだ」
「ときには不運が重なるもので、今季に入ってからもそうした時期がいくつかあった」



