kataller-zelvia-yuki-nakashima(C)Getty Images

町田の41歳レジェンドが決断! 中島裕希、“地元”富山に完全移籍 「全身全霊で闘いたい」

カターレ富山は21日、FC町田ゼルビアからFW中島裕希の完全移籍加入を発表した。

現在41歳の中島は鹿島アントラーズでのプロ入りから、ベガルタ仙台や、モンテディオ山形でプレー。2016年から町田に加わって在籍10年目を誇り、キャリア通算でもJリーグ632試合で109ゴールを積み上げる。

その間に町田もJ2リーグからJ1リーグに駆け上り、今季は天皇杯優勝でついに初タイトル。だが、町田で通算287試合で51ゴールを誇る中島は今季、怪我の影響もあって出場なしだった。

地元クラブとなる新天地の公式サイトで「富山の皆さん! こんにちは! 中島裕希です!」と挨拶の言葉とともに、意気込みを語っている。

「生まれ育った富山のクラブでプレーする機会をいただき、心から感謝しています。地元・富山のために、これまでのキャリアで培ってきた経験を活かし、全身全霊で闘いたいと思います!」

「皆さんと共に闘い、一緒に富山を盛り上げていきましょう! 県総で、皆さんと喜びを分かち合える日を楽しみにしています。 熱い応援をよろしくお願いします!」

一方の町田では「たくさんの皆さまに支えていただいた10年間、このエンブレムを背負い、FC町田ゼルビアの選手としてプレーできたことを心から誇りに思います。本当にありがとうございました」とメッセージを送った。

「環境や人が変わる中でも、『町田のために』という想いは一度も揺らぐことはありませんでした。ここまで全力でやりきったことに後悔は一切ありません」

「振り返ればクラブハウスもない人工芝での練習、洗濯も自分たちで行っていた時代から、2018年の『勝てば優勝』の最終戦、クラブハウス完成、J2優勝、J1での3位、ACL出場、そして、みんなで勝ち取った天皇杯優勝」

「このようにクラブが成長・発展していく過程に携われたこと、そして皆さまと共に歩んだ軌跡は、私にとってかけがえのない宝物です。また、天皇杯優勝の瞬間は、先人たちの想いとゼルビアの長年の努力が報われた、最高の瞬間でした。この最高の景色と、仲間と共に切磋琢磨した日々は、一生の大きな大きな財産です」

「これからは残る仲間たちが、ゼルビアの新しい歴史を紡ぎ、まだ誰も見たことのない最高の景色を見せてくれると信じています」

「最後になりますが、これまで支えてくださったファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、クラブスタッフ、選手、そしてゼルビアに関わる全ての皆さまに、心からの感謝を申し上げます。たくさんのご支援、ご声援、そして愛情を注いでくださり、本当にありがとうございました」

「私の大好きなゼルビアを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。では、いってきます!」

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