ファジアーノ岡山は17日、横浜FCからMF山根永遠の完全移籍加入を発表した。
山根はサンフレッチェ広島のユース出身ながら、セレッソ大阪でプロ入り。その後、ツエーゲン金沢、水戸ホーリーホック、ザスパクサツ群馬を渡り歩き、2022年夏から横浜FCに加入した。
横浜FC入りから4シーズン目を迎えた今年は右のウイングバックをメインにJ1リーグで30試合に出場し、1得点3アシストをマーク。だが、チームは18位フィニッシュで降格が決まった。
26歳MFは来季もJ1リーグを戦う岡山入りを受け、その新天地の公式サイト「横浜FCから来ました山根永遠です」と挨拶。そして、全力を誓った。
「移籍は毎回緊張しますが、知っている選手・スタッフが数名所属しているので、とても心強いです。ファジアーノ岡山はみんなで戦えるチームだと、試合を通して感じました。みんなが全力で走るので、僕のプレースタイルと合いそうで、今からとても楽しみです」
「僕は地元が広島なのですが、岡山に来た事があまりないので、沢山おいしいご飯屋さんを教えて欲しいです。最後に、僕を必要としてくれたファジアーノ岡山に、たくさん恩返しが出来るように全力で戦うので、応援よろしくお願いします」
一方の横浜FCを通じては「横浜FCのサポーターの皆様へ」と切り出した上で、これまでに感謝の言葉を送りつつ、今後のチームに願いを込めた。
「まずはこの3年半みなさんと戦えてとても幸せでした。横浜FCの中ではあっという間に僕が古株となりました。伸び伸びとしたプレーをさせてもらい、2度の昇格もできましたし、ほんとに貴重な経験となりました」
「僕は生意気で感情をコントロールするのが下手くそなので時々不愉快にさせてしまった事もあったと思います。勝てないことや、うまく戦術がはまらないことの悔しさが態度に出てしまい、挨拶もちゃんとできなくて、サポーターの皆様にとても迷惑をかけてしまったことをここで謝らせてください。本当にごめんなさい」
「このチームはとても強いです。チームも、スタッフも、医療スタッフも、みんな一丸となって戦えるチームです。だから僕がいなくなっても横浜FCを最後まで信じてください。このクラブを離れる僕がこんな事を言うのは違うかもしれないですけど、横浜FCは最高のチームで最高の選手、スタッフ、監督、食堂の皆さん、掃除の皆さんがいて成り立っています。だからまだまだやれるチームだって僕はこの3年半いたので身に染みて感じました」
「来年僕が居なくなっても、若手のみんなや、新しく加わってくれる選手が絶対にJ1昇格と言う目標を叶えてくれると思っています。最後に、本当に本当にお世話になりました。僕は横浜FCが大好きです。8番という数字は僕にとってずっと特別です。ありがとうございました」
