徳島ヴォルティスは16日、増田功作監督の今季限りでの退任を発表した。
現役時代はボリビアやブラジルのクラブでプレー後、ヴェルディ川崎、横浜FCなどでプレーした現在49歳の増田監督。引退後は、横浜FCのトップチームコーチやヘッドコーチ、専修大学体育会サッカー部のテクニカル・アドバイザリーコーチなどを務め、2024年に徳島のヘッドコーチに、同4月には解任となった吉田達磨監督に代わって、監督に就任した。
同監督体制2年目となった今季は、明治安田生命J2リーグを4位で終えると、J1昇格プレーオフ準決勝でジュビロ磐田を下して、決勝に進出。しかし、ジェフユナイテッド千葉に0-1で敗れ、あと一歩のところで5年ぶり3度目のJ1リーグ昇格を逃した。
徳島指揮官を退任することとなった増田監督は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「徳島ヴォルティスに関わるすべての皆さま、2年間ありがとうございました」
「ヴォルティスファミリーの皆さまには、ホーム・アウェイに関わらずどんな状況でもともに戦っていただき感謝しかありません」
「昨年、悲しく、苦しい中で、しかも最下位に沈むチーム状況で、前を向いて一歩を踏み出そうとしても、頭ではやらないといけないのはわかっていても力が入らず、トレーニングをしても気持ちが整えられずにいる時に監督を託していただきました。そこから経験豊富な選手達が力を振り絞り、何とかこの状況を乗り越え勝点を奪おうと戦ってくれました。選手、スタッフみんなで一歩ずつ積み重ね、一心不乱に走って一戦一戦大事に戦ったことは自分にとっては忘れられない経験をしたシーズンとなりました」
「今年、チームとしてJ2優勝を掲げ、選手、スタッフは最後まで全力で走りハードワークして戦ってくれました。自分の力不足で目標を達成できなかったことはヴォルティスファミリーの皆さまには本当に申し訳ないと感じるシーズンでした」
「スポンサーの皆さま、ファン・サポーターの皆さま、選手、チームスタッフ、日頃からサポートしていただいているサポートスタッフの皆さま、美味しく栄養価の高い食事を提供してくれた食堂の皆さま、そしてクラブで働くスタッフの皆さん、多くの方々に支えていただき幸せな時間を送ることができました」
「全てに感謝しかありません! 本当にありがとうございました。クラブからは離れますが、徳島ヴォルティスが来シーズン以降に更なる活躍をされることを陰ながら応援しています」

