アスルクラロ沼津は16日、鈴木秀人監督の退任を発表した。
現役時代にジュビロ磐田一筋でプレーし、引退後は同クラブでトップチームや指揮官などを務めていた鈴木監督は、2023年から沼津のヘッドコーチに就任。そんな中、沼津が今季、明治安田J3リーグで日本フットボールリーグ(JFL)降格圏内の最下位にまで低迷すると、9月14日に中山雅史監督が退任し、鈴木氏が新監督に就任した。しかし、立て直すには至らず、レギュラーシーズンを最下位で終えると、J3・JFL入れ替え戦でレイラック滋賀FCに2戦合計スコア3-4で敗れて、2017年のJ3参入以来初めてJFLに降格した。
沼津指揮官を退任することとなった鈴木監督は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。
「このたび、アスルクラロ沼津の監督を退任することになりました」
「シーズン途中での監督就任以降、チームの再浮上と残留を目指して戦ってまいりましたが、JFL降格という結果となり、クラブを支えてくださっているすべての皆さまに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」
「選手は、最後まで苦しい状況と向き合いながら、懸命に取り組んでくれました。その日々を結果として実らせることができなかったことを、今も重く受け止めています」
「厳しいシーズンを通しても、変わらず声援を送り続けてくださったサポーターの皆さまの存在は、私たちにとって大きな支えでした。その想いに応えきれなかったことが、何より心残りです。これまで本当にありがとうございました」

