ジュビロ磐田でもプレーしたブラジルのレジェンドであるドゥンガ氏が、ヴィニシウス・ジュニオールについて言及した。スペイン『マルカ』が伝えている。
レアル・マドリーでワールドクラスへの階段を上り、ここまでトップチームで公式戦338試合111ゴール87アシストを記録しているヴィニシウス。特に2023-24シーズンには公式戦39試合24ゴール11アシストを記録し、受賞こそならなかったものの、バロンドール最有力候補の1人なった。その後もクラブでは世界屈指のアタッカーとして相手の脅威となり続ける一方、ブラジル代表ではここまで公式戦44試合8ゴール7アシスト。選手としての地位を考えれば、物足りない印象だ。
そんな中、現役時代に3度のワールドカップ(W杯)に出場し、1994年大会では主将として優勝に大きく貢献したドゥンガ氏が、ヴィニシウスについて言及した。ヴィニシウスが「代表チームのリーダだと思うか?」と問われると、「私の意見では、ヴィニシウスは技術的なリーダー、つまりフットボール面でのリーダーであり、ロッカールームのリーダー、いわゆる伝統的な意味でのキャプテンではない。彼はプレーで引っ張るタイプの選手だ。ただ、ブラジル代表にはロッカールームのリーダーが必要だ」とコメントした。
その適任は「カゼミーロか?」の質問には、「カゼミーロはその役割を担える人物だ。彼のような選手が必要だ。しばらく、そういったタイプの選手はいなかった。リーダーと言うのは育てて作り出すものではなく、リーダーになるか、ならないかのどちらかだ。そして、その責任までをヴィニシウスに負わせるのは良くない」と主張した。
「『なぜ彼がレアル・マドリーではうまくいっているのに、ブラジル代表でうまくいかないのか?』とみんな疑問を抱くが、答えは簡単だ。レアル・マドリーでは彼はプレーにだけ集中すればいい。ロッカールームにリーダーがいるから、純粋にプレーだけをしていれば良いんだ。しかし、ブラジル代表ではそうはいかない」
その後、話題は今年5月に史上初の外国人指揮官としてブラジル代表監督に就任したカルロ・アンチェロッティ監督について。「外国人監督を試すには絶好のタイミングだったと思う。ブラジルにも優れた監督はいるが、内部の雰囲気は本当に悪かった。協会の会長たちの政治的な争いが絶えず、内部は悪化の一途を辿っていた。しかし、カルレットが招へいされ、もう誰もその話をしなくなった。今はみんなサッカーのことばかり話している。これはとても良いことだ。協会の騒動の話題は消えた。だから、カルレットに任せてみよう、ということだ」とコメントしている。


