今シーズン限りでの現役引退を発表した元日本代表DF西大伍が、天才について言及した。
北海道コンサドーレ札幌でプロデビューを果たした西。その後、アルビレックス新潟を経て、鹿島アントラーズに完全移籍を果たすと、2016年にはJ1リーグ制覇、2018年にはAFCチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたほか、3度のJリーグカップ優勝、1度の天皇杯制覇など、常勝軍団の一員として、数々のタイトルを獲得した。
その後、2019年に加入したヴィッセル神戸でも天皇杯優勝を果たして、クラブ史上初のタイトル獲得に貢献。その後は浦和レッズ、北海道コンサドーレ札幌を経て、2023年に当時J3リーグだったいわてグルージャ盛岡に期限付き移籍。翌年に完全移籍に移行すると、今季はJFL(日本フットボールリーグ)でここまで14試合1ゴール1アシストを記録していた。
そして、28日に今シーズン限りでの現役引退を発表した西は、同日に自身のYouTubeチャンネル『西 大伍Channel』で生配信を実施。ファン・サポーターなどからのメッセージに感謝を述べる中、「(昌司)源は泣いて電話してきた」「(小笠原)満男さんなんて、この引退の報告しようと思って何回も電話してるけど、一個も出てくれないし、返ってこない」とエピソードを交えながら、引退発表後の反響を語った。
そんな中、「結構みんな投稿とかで天才とか書いてくれていたけど…」と切り出し、「僕自身、自分で天才と言ってたりはしていて、そういうふうに見られたら嬉しいなとかはあったけど、正直僕のプレーは結構再現性があって、繰り返しの中で身につけてきたものなので、真似することはできるというか。そういうプレーだと自分では思っている」と明かした。
「本当の天才は小笠原満男さん、興梠慎三とか。彼らも若い頃はすごいやっていた可能性はあるけど、マジでサッカーを練習以外はほとんどやらないとか、そういうのも気にしないとか。緊張とかも(すること)あるのかな?みたいな」と自身が思う天才について語った。
なお、今後についてや引退試合の開催については、まだ決めていないという。
