前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の日本人4選手が所属するセルティックは27日、ブレンダン・ロジャーズ監督の退任を発表した。
ロジャーズ監督自らが辞任の申し出たとのことで、クラブはそれを受理。ロジャーズ監督は即時退任となる。後任人事はクラブとして選定中で、決まり次第知らせるといい、それまではかつてセルティックを率いたマーティン・オニール氏とクラブOBのショーン・マロニー氏による暫定体制が築かれるという。
近年のスコットランド国内で無類の強さを発揮し続けるセルティックだが、今季のスコティッシュ・プレミアシップで開幕から9試合を消化して5勝2分け2敗の2位に位置。先週末は首位ハーツとの直接対決だったが、両者の勝ち点差が「8」に広がる1-3の敗北を喫して、5連覇に向けて暗雲が垂れ込める。
筆頭株主のダーモット・デズモンド氏は声明のなかで2度にわたってチームを指揮したロジャーズ監督の功績に「心からの敬意を表したい」としつつ、「ここ数カ月間の状況に深い失望を認めざるをえない」ときっぱり。「ここ数カ月間の彼の言動は信頼を反映させたものではなかった」などとも綴った。
かつてリヴァプールやレスター・シティなども率いたロジャーズ氏は2023年夏にアンジェ・ポステコグルー氏の後任として復帰。セルティック復帰後の戦績は通算123試合で83勝20分け20敗だった。


