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石井正忠監督、タイ代表指揮官解任…協会の対応に「何て不誠実な人たちなんだろう」

タイサッカー協会は21日、同国代表の石井正忠監督との契約を解除したことを発表した。

鹿島アントラーズや大宮アルディージャで監督を務め、タイの複数クラブでの指揮を経て、2023年11月にタイ代表監督に就任した現在58歳の石井氏。2024年のアジアカップでは決勝トーナメントに進出するも、ベスト16敗退。2026年北中米ワールドカップ(W杯)ではアジア2次予選で敗退していた。直近ではアジアカップ予選で台湾代表との連戦を行い、それぞれ2-0、6-1で勝利していた。

タイサッカー協会は、今回の契約解除の理由が、チームの近年のマネジメント手法が技術チームの評価と一致しなかったこと、石井監督体制以降、30戦16勝(勝率53%)と低迷したであると説明。同日、協会事務所にて石井氏と会談し、契約解除したとしている。

すると、石井氏は自身のインスタグラムでストーリーを更新。「私は本日10時『2試合の台湾戦の振り返りをしましょう!』とタイのサッカー協会に呼ばれた。そこで、振り返りが終わった後、『本日契約解除をする』と突然言われた。理由は『各年代の代表スタッフを変えたいから』?という理由で。気持ちの整理ができないので、『また次回話をしましょう』と同意とサインはしなかった。そして、午後に解任の発表。何て不誠実な人たちなんだろう。」と一連の流れを明かし、協会の対応に苦言を呈した。

それでも石井氏は最後に「今まで我々タイ代表を応援してくださった皆様。本当にありがとうございました」と感謝を伝えている。

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