FC町田ゼルビアは21日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第3節で上海海港(中国)と浦東フットボール・スタジアムで対戦した。
ACLE初出場の町田はFCソウル戦(1-1△)、ジョホール戦(0-0△)と開幕2試合ドロー中で現在9位。対する上海海港は、国内リーグでは首位を走るものの、ACLEではここまで1分け1敗で最下位。アジアで苦戦する相手をしっかりと叩き、初勝利を飾りたいところ。直近のアビスパ福岡戦から中2日で迎えるこの一戦に向けては、同試合からスタメン5名を変更。望月ヘンリー海輝、相馬勇紀、ミッチェル・デュークらが先発した。
序盤から攻勢に出る町田は12分、相馬勇紀からパスを受けた増山朝陽がボックス左外からクロスを供給。ファーでフリーになった藤尾翔太が頭で合わせると、一度はGKチェン・ウェイに弾かれるも、自身の足元にこぼれたボールは最後相手に当たってゴールに吸い込まれた。
先手を奪った町田はさらに25分、左サイドでのパスワークから相馬がドリブルで打開し、ボックス手前から右足を振り抜く。ブロックに入った相手選手がブラインドとなったゴール左を狙ったシュートに、GKチェン・ウェイは一歩も動けず。町田がリードを2点に広げた。
順調な試合運びを見せる町田は、後半に入っても攻勢を継続。56分、望月ヘンリー海輝からパスを受けた藤尾がボックス手前中央で突破を試みるも、ここは相手DFが立ちはだかる。それでもセカンドボールを下田北斗がボックス左につなぎ、相馬がゴールネットを揺らした。だが、VARの末に相馬のオフサイドをとられ、ゴールは取り消しとなる。
その後も追加点こそ奪えなかったものの、危なげない試合運びで上海海港に反撃を許さず。2-0で勝利した町田がACLE初勝利を飾った。

