浦和レッズは19日、金子拓郎のチーム活動からの離脱を発表した。
10月18日に行われた明治安田J1リーグ第34節の横浜Fマリノス戦で、金子は試合終了間際に審判員に対して、胸を突き飛ばす不適切な行為を行い、退場処分を受けた。
これに対して、クラブは「当事案に関しまして、試合後に堀之内スポーツダイレクター(SD)が本人と面談を行いました。本人も事の重大さを認識し、深く反省しております。クラブとしても、このような事態を招いたことを重く受け止め、組織としての指導体制や教育の在り方を含め、真摯に見つめ直す所存です」とコメント。「また、今後Jリーグ規律委員会にて下される懲罰等の内容を厳粛に受け止めるとともに、これに先んじて、同日中にチーム活動からの離脱を本人へ通知し、本人も深い反省をもってそれを了承いたしました」と金子への処分を発表し、「なお、Jリーグ規律委員会からの処分内容につきましては、決定し次第、速やかに公表いたします」と説明している。
その後、「いかなる理由があろうとも、競技を構成する一員である審判員へのリスペクト精神を欠く行為は到底許されるものではありません。一戦必勝の姿勢や、それに伴い感情が高ぶる場面があることは、勝利を目指して戦う選手として当然のことと理解しております。しかしながら、いかなる状況においても、その情熱の表れはルールを尊重した形で示されるべきであり、フェアプレー精神のもと、競技が成り立つべきだと考えております」と語り、「今回の事案により、審判団、ファン・サポーターの皆様、対戦相手である横浜F・マリノス様をはじめとするサッカーファミリーの皆様など、多くの方々にご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。クラブとして、このような事案が二度と発生しないよう、選手教育の徹底および再発防止に全力で取り組んでまいります」と謝罪した。

