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ito_makito_1(C)Getty Images

18位・横浜FC、伊藤槙人のATボレー弾で逆転負け阻止も…名古屋とドローで残留圏との勝ち点差は「2」に

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明治安田J1リーグ第34節の横浜FCvs名古屋グランパスが18日にニッパツ三ツ沢球技場で開催された。

勝ち点31で18位に沈む横浜FCと同39で15位につける名古屋の一戦。前節のアビスパ福岡戦こそ敗れたものの、三浦文丈監督就任以降、勝ち点の積み上げに成功し、残留圏の横浜F・マリノスと同勝ち点で並ぶ横浜FC。YBCルヴァンカップでは初の決勝進出を逃し、J1残留に全力を注ぐ。対する名古屋にとっては、勝利すれば残留が決定的となる一戦だ。

試合は6分、アウェイの名古屋がいきなり横浜FCゴールを脅かす。森島司の左CKをファーサイドの野上結貴が身体に当てて押し込もうとする。一度はGKヤクブ・スウォビィクに弾かれるも、こぼれ球を木村勇大がプッシュした。しかし、VARの末、直前でゴール前の原輝綺がオフサイドの位置でプレーに関与していたとの判定でゴールは取り消された。

ヒヤリとした場面を迎えた横浜FC。すると20分に先制に成功する。ジョアン・パウロのサイドチェンジを受けた福森晃斗がボックス左手前からゴール前に正確なクロス。これを櫻川ソロモンが頭で合わせてゴールネットを揺らした。

先制を許した名古屋は前半終了間際に追い打ちとなるアクシデント。マテウス・カストロが負傷交代となり、永井謙佑をスクランブル投入する事態に。後半開始には徳元悠平を下げて、菊地泰智を投入して打開を図る。

しかし、横浜FCが反撃を許さず。逆に64分、敵陣中央左でFKを獲得すると、ジョアン・パウロのクロスのこぼれ球を山根永遠が右足ダイレクトで合わせる。アウト回転のかかった強烈なシュートがゴールに飛ぶも、ここはクロスバーに嫌われた。

すると69分、名古屋に追加点のチャンスが到来。森島の右CKの場面、ボックス内で走り込んだ藤井陽也がンドカ・ボニフェイスに倒されてPKを獲得。これをキッカーを務めた稲垣祥が決めて、試合を振り出しに戻した。

追いついた名古屋はさらに80分、森島の右CKが混戦となると、ボックス左から河面旺成がシュート。これをゴール前の佐藤瑶大が触って押し込んだ。

このまま名古屋の逆転勝利と思われたが、横浜FCが意地を見せる。後半アディショナルタイム4分、山根のクロスのこぼれ球をボックス内の伊藤槙人がワントラップから左足を振り抜く。これがクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれた。

このゴールで2-2となった試合はそのままドロー決着。名古屋は連勝こそ逃したものの、2試合負けなし。対する横浜FCは逆転負けこそ阻止したものの、逆転残留へ手痛いドローとなっている。

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