ポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、ワールドカップ優勝への強い思いを口にした。スペイン『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
先月からスタートした2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選で、アルメニア代表とハンガリー代表を下して連勝発進に成功した首位・ポルトガル。今月の代表ウィークでは11日にアイルランド代表、14日にハンガリー代表とのホーム連戦を迎える。
ポルトガルサッカー界では今年7月3日に悲劇が起きた。リヴァプールの同国代表のディオゴ・ジョタがポルトガル2部リーグのペナフィエルに所属する弟のアンドレ・シルバとスペインのサモラ近郊を車で走行中、事故に遭い、帰らぬ人となった。アイルランド戦は二人が亡くなって以来、初めてポルトガルの地で行われる代表戦となる。
そのアイルランド戦を前に記者会見に出席したマルティネス監督は、「我々には使命がある。ディオゴの夢はワールドカップ優勝だった。そして、その夢を引き継ぐ責任が我々にはある」と強く語った。
「この代表チームの今後の歴史において、力であり、導き手となるだろう。彼は永遠にこの家族の一員だ」

