日本代表は8日、千葉県千葉市内の高円宮記念 JFA夢フィールドでトレーニングを実施。この日のトレーニングに参加したクリスタル・パレス(プレミアリーグ)MF鎌田大地は、自身の好調なパフォーマンスについて語った。
サムライブルーは10日にパナソニック スタジアム 吹田にて、キリンチャレンジカップ2025でパラグアイ代表と対戦。14日には東京スタジアムでブラジル代表戦に臨む。
今回の代表活動に招集された鎌田は、所属するクリスタル・パレスでここまでリーグ戦5試合1アシストを記録。プレミアリーグ第7節を終えて、6位につけるパレスの主力として活躍している。
9月のクラブ月間最優秀選手に輝き、プレミアリーグ全体の月間最優秀選手候補にもノミネートされた鎌田は、好調の要因について「慣れの部分が大きい」と明かした。
「もちろん慣れはあります。プレミアのスピード感やパレスのやり方だったり、選手の特徴が分かったりした部分は違うと思う。1年でフィットするのは難しくて、ある程度の時間はかかると思う。でも時間が解決してくれる部分もあった思います」
プレミアリーグ2年目にして、オリヴァー・グラスナー監督の信頼を勝ち取り、本来のポテンシャルを発揮している。
日本代表ではトップ下での出場機会が多い鎌田だが、今回の活動ではボランチを務めるMF遠藤航キャプテンがケガにより不参加。トップ下とボランチの両ポジションでプレー可能な鎌田は「(両ポジションでは)ぜんぜん仕事が違う。6番はリスク管理の部分や、ボールをできるだけ保持するためのパスが必要になることもある」と、柔軟に対応するイメージはできているようだ。
10月のアメリカ遠征では、メキシコ代表とアメリカ代表相手も勝ち星を奪えず、無得点で活動を終えた。鎌田は南米勢との対戦を前に「もちろん勝利にこだわりながら、ここ数試合は得点を奪えていないので、そこにこだわりたい」と結果を重視する。
「最後のチャンスで入れられるシーンで入らなかったりとかは個人のクオリティの部分。それに加えて、相手にとって怖いようなチャンスがあったら足を振るとかだと思います。きょうも(日本代表内で)言っていましたが、簡単なことでもそこを頭に入れてプレーするとしないでは、意識的に違う」
FIFAワールドカップまで1年を切った中で迎える南米勢との対決。好調・鎌田の爆発に期待が集まる。