イングランド代表FWハリー・ケインがバイエルンと新契約を結ぶ可能性に言及した。
2023年夏にトッテナムからバイエルンへと移籍を決め、母国イングランドを離れたケイン。だが、ドイツの地でも通算106試合で103得点とさすがのストライカーぶりで存在感を放つ。今季もここまで公式戦10試合で18ゴールと圧倒的な活躍を披露するが、バイエルンとの契約に目を向ければ、2027年夏までとあって去就が注目されるところだ。
契約には解除条項の存在も指摘され、プレミアリーグ復帰の可能性も取り沙汰される32歳の点取り屋だが、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、バイエルンから延長交渉の話があれば応じるスタンスの様子だ。
ケインは「バイエルンに長くとどまる可能性は確かにある」ときっぱり。「数週間ほど前にも率直に話したが、バイエルンとはそういう話をしていない。でも、そうなったら、僕は喜んで話し合うし、誠実な対話をするつもりだ。当然、この先の成り行きや、僕らの成果による。でも、今は素晴らしい時期を迎えていると言えるし、それ以外のことは何も考えていないよ」と述べ、こう続ける。
「なるようになる。互いに急ぐ必要なんてないと思う。当然ながら、今季はまだ2カ月しか経っていない。契約を延長するなら、それは関係者全員にとって納得のいくものじゃないといけないし、クラブの将来像を示す明確なビジョンもないとね。個人的にも急ぎたくない。自ずと話し合いが行われるだろうけど、その後の展開はその結果次第さ」
「今に満足しているし、妻や子供もとどまるのを望んでいる。年を重ねるにつれ、こうした要素はどんな決断においても大事になる。でも、いつもだけど、未来は誰にもわからない。ある特定の選択肢にすべてを賭けたりなんてしない。今の自分がやっていることを楽しみ、今はバイエルンにいる。今季も、おそらく来季もこのやり方でいくだろう」
また、プレミアリーグ復帰の選択肢にも「正直、わからない。バイエルン移籍を決めた当初に問われたら、『必ず戻る』と返しただろうね。2年を過ごした今だと、『前ほど可能性がない』と言うかもしれない。でも、『二度と戻らない』とまでは言い切れないよ。これまでのキャリアで様々な機会やタイミングで物事が進むというのを学んだ。最初の質問に戻るけど、今の僕はバイエルンにすべてを注いでいる」と返している。



