ジュビロ磐田は29日、安間貴義氏の就任を発表した。
磐田は直近の明治安田J2リーグ第31節でRB大宮アルディージャに2点リードから3-4の逆転負けで2連敗。残り7試合の現時点で14勝6分け11敗とプレーオフ圏外の8位につけるなか、今季就任したばかりのジョン・ハッチンソン監督と28日付けで契約を解除した。
ヴァンフォーレ甲府やカターレ富山、FC東京、FC岐阜などで監督を歴任した安間氏は今年から磐田のU-18指揮官に就任。自動昇格圏の2位に勝ち点8差と苦境に立たされる磐田は安間氏をトップチーム監督に内部昇格させる形で立て直しを図る運びとなった。
安間氏はクラブ公式サイトで「この度、ジュビロ磐田の監督に就任することになり、身の引き締まる想いです。指導者として土台作りをしていただいたクラブで指揮を執る機会をいただけたことに、心より感謝しております」と意気込みを語っている。
「これまで自分の居場所で自分の仕事に集中してきましたが、これからはクラブ全体として成果を上げることが重要だと考えています。最終目標は昇格です。残り7試合、一戦一戦に全力で挑み、全員の力と知恵を結集して勝利を積み重ねてまいります」
「私は、U-18でのチームビルディングを通じて、限られた環境の中でも成長と成果を積み重ねる経験をしてきました。選手たちは挑戦を重ね、プロ契約や登録、大学進学を勝ち取ってきました。これは私が信じる「行動による成長」の証です。トップチームでもその姿勢を貫き、選手一人ひとりが自ら考え、挑戦できる環境を作っていきます」
「ジュビロ磐田というクラブの誇りと目標を胸に、選手・スタッフ・クラブが一丸となって戦い抜くことで、昇格という結果を掴み取ると信じています。トップチームとアカデミーが一体となることこそ、クラブの強さに繋がります。勝利と成長を追求し、挑戦し続けます」
「サッカーは夢を与えるスポーツであると同時に、支えてくださる方々に「良い感情」を届けるものだと信じています。スタジアムに足を運んでくださるパートナーの皆さま、ファン・サポーターの皆さまと共に喜びを分かち合えるよう、私は勝負にこだわり続けます。その過程には勝利の歓びだけでなく、時に厳しさやもどかしさも伴います。それもまたサッカーの魅力であり、私たちが共に感じ、乗り越えるべきものだと考えています」
「昇格はあきらめるべきではない目標です。覚悟を持ってこの挑戦に臨みます。これからも、クラブと共に挑戦し続け、ジュビロ磐田のために全力で戦います。皆さまの変わらぬご支援・ご声援をお願い申し上げます」

