RB大宮アルディージャは22日、スチュアート・ウェバー氏のヘッドオブスポーツ就任を発表した。
ウェバー氏はウェールズ出身で、レクサムや、リヴァプール、QPR、ウォルヴァーハンプトン、ハダースフィールド・タウン、ノリッジ・シティで様々な要職を歴任。直近は2017年4月〜2024年3月までノリッジでスポーツディレクターを務め、欧州サッカー連盟(UEFA)公認のプロ指導者ライセンスも持つ。
大宮入り後はトップチームの運営、選手の獲得、パフォーマンス分析、ユース育成などを含む、スポーツ部門の全てを統括し、テクニカルスタッフや経営陣と密接に連携し、スポーツ面における明確なフィロソフィーの策定および実行なども担うという。すでに来日し、23日の練習からチームに合流するようだ。
ノリッジでチャンピオンシップ(イングランド2部相当)優勝や、2度のプレミアリーグ昇格に貢献したウェバー氏はRB大宮の公式HPで意気込みを語る。
「非常に野心的なプロジェクトの一員となれるユニークな機会であり、エキサイティングな挑戦だと感じています。RB大宮アルディージャには、日本サッカー界のリーダーになるための必要なすべての要素が揃っていますし、このクラブのスポーツ部門の未来を前に進めるための手助けができることを楽しみにしています」
また、レッドブルのサッカーテクニカルディレクターを務めるマリオ・ゴメス氏は「ウェバー氏をRB大宮アルディージャに迎え入れることができ、非常にうれしく思います」とし、役割を説明した。
「同氏は、プレミアリーグでの豊富な経験を持ち合わせており、大宮のクラブでレッドブルサッカーのスタンダードを徐々に定着させていくことを手助けしてくれます。同氏の専門知識やリーダーシップが、将来の成功に近づくための次なる一歩として、クラブの助けになると確信しています」
「大宮のクラブはレッドブルサッカーネットワークにおいて重要な役割を担っており、ネットワーク間での相乗効果を作り出し、様々な機会をより効率的に活用することを目指していきます。ヘッドオブスポーツとして、同氏はスポーツ部門の全てを統括し、必要な意思決定を行います。また、同氏はクラブとレッドブルサッカーの繋がりを強化するための重要な役割も担っています」
今後、代表取締役社長に専任する原博実氏は「ウェバー氏は、明確なビジョン、豊富な経験を持ち合わせており、更に長期的な発展へのコミットメントをクラブにもたらしてくれます」と期待し、共闘を誓っている。
「同氏のヘッドオブスポーツ就任は、より高いレベルでの競技や安定的な成長を目指していくために、現代的なサッカーモデルを構築するというクラブの野心を反映しています。同氏と一緒に働けることを楽しみにしており、我々のクラブと日本のサッカー文化についての認識を合わせて、更に深めていきたいと思います」

