フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシ監督が今季の日本代表FW上田綺世に変化を感じるようだ。
今季でフェイエノールト在籍3年目に入った上田。チームが今季のエールディヴィジ開幕から4連勝発進に成功したなか、27歳ストライカーも3戦連発をマークするなど、ここまで4試合出場で4ゴールと好スタートを切った。
『ESPN』によれば、前任者であり、リヴァプール現指揮官のアルネ・スロット氏は「我慢しろ。ウエダは3カ月練習に専念すれば、本当に優秀なストライカーになる」との言葉を残しており、今の活躍ぶりはその通りといえそうだ。
同メディアのインタビューに応じたファン・ペルシ監督も「そうだね。アルネはストライカーを見る目があったね。もちろん、誰もがわかっていたことだけどね」とうなずきつつ、ここまでの活躍ぶりにこう述べている。
「アヤセを見ればわかるように、彼は素晴らしいプレシーズンを送った。信じられないほどハードにトレーニングを積んだんだ。特に、最初の数週間はね。守備に重点を置いていたが、彼が進歩したのはそのときだ」
「必死になって練習に打ち込んでいたよ。すべてが完璧だったわけではないが、だからこそ、あれだけフィットした。おかげでターンだったり、プレスだったり、あらゆる面がよくなった。影のように後からついてきたんだ」
現役時代にオランダ代表としても活躍した名手はまた、上田の調子がいい理由は1つだけにあらずと感じているようで、今季から加入した日本代表DF渡辺剛の存在も好影響を与えていると話している。
「後にワタナベが加わったが、アヤセにとってご褒美のようなものだ。2人の連携や、そしてアヤセの見事なプレーを目にするのは素晴らしい。彼の好調さは素晴らしいプレシーズンとワタナベの存在だと思う。アヤセはまさにピークを迎えている」
今季のここまでファン・ペルシ監督から、一番手のストライカーとして信頼を掴み、このままエースしての地位を確立していきそうな勢いの上田だが、どれだけゴール数を積み上げていけるか。今後の活躍にも注目だ。



