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hiroshima_sanga_1(C)Getty Images

絶好調エリアスが敗戦危機から救う! エースが5戦連発の首位・京都、広島とドローで連勝こそストップもリーグ10試合無敗

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明治安田J1リーグ第29節のサンフレッチェ広島vs京都サンガF.C.が12日にエディオンピースウイング広島で開催された。

前節のセレッソ大阪戦をドローで終え、連勝こそ逃したものの、2試合無敗中の6位・広島。首位撃破を狙う中、先日まで日本代表としてアメリカ遠征を戦い、日本時間10日の朝に行われたアメリカ代表戦にフル出場した日本代表のGK大迫敬介がスタメン入り。荒木隼人はベンチスタートとなった。韓国代表に招集されていたキム・ジュソンもベンチ入りした。

一方の首位・京都は前節のファジアーノ岡山戦を5-0で勝利し、9戦負けなしかつ4連勝中と絶好調。岡山戦のスタメンからは福田心之助に代わり、須貝英大が先発した。4試合連続ゴール、4試合7ゴールと量産中のラファエル・エリアスも先発した。

両チームの勝ち点差は「4」。優勝争いへどちらも勝利が欲しい中、ホームの広島がチャンスを作る。7分、右サイドでの細かなパスワークを用いた打開から、中野就斗がクロス。ファーサイドの東俊希が頭で合わせたが、これはわずかにクロスバーの上に外れた。

京都のラファエル・エリアスを中心とした攻撃陣を封殺しながら、先制点を狙う広島。43分には東の左CKを佐々木翔が、飛び出したGK太田岳志の前で先に頭で合わせるも、クロスバーに嫌われてしまう。

後半に入ると、広島は前田直輝に代えて木下康介を投入して攻勢を強める。54分、左サイドを突破すると、ボックス左外の東がゴール前にグラウンダーのクロスを供給。走り込んだ木下が右足アウトサイドで合わせたが、ふわりと浮かせたボールはまたもクロスバーに直撃した。

それでも迎えた63分、ここまで攻勢を続けていた広島に待望の時。塩谷司からボックス右への縦パスを受けた木下が反転して左足を振り抜く。GK太田が弾くと、ボールは京都の選手に当たってゴールに向かうも、これにも守護神が素早く反応。それでも右手で触ったボールはクロスバーに当たり、最後はゴール前に詰めていた佐々木がプッシュした。

先制を許した京都は72分、平戸太貴を下げてマルコ・トゥーリオを投入して打開を図る。しかし、思うようにチャンスを作ることができず。

対する広島は85分、ヴァレール・ジェルマンがボックス右外からクロスを入れると、GK太田が後逸。中央の木下が胸トラップから右足で蹴り込もうとしたが、右ポストに嫌われた。

このまま広島勝利で終わるかと思われた88分、絶好調のエースが京都を救う。右サイドで縦パスを受けたマルコ・トゥーリオがボックス内にグラウンダーのクロスを供給。これを収めたラファエル・エリアスが巧みなトラップから左足を振り抜くと、ボールは相手DFの股を抜けてゴール右隅へ。

終盤に振り出しに戻った試合は、このまま1-1で試合終了。互いに勝ち点1を分け合い、広島は3試合無敗、京都は連勝こそ「4」でストップも、10試合無敗を継続している。

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