スタッド・ランスは11日、中村敬斗がトレーニングに復帰したことを発表した。
スタッド・ランス加入2年目の昨季にリーグ・アンで日本人初の二桁ゴールをマークするなど、飛躍を遂げた中村。だが、チームが昇降格プレーオフの末に今季からリーグ・ドゥでの戦いを余儀なくされたことで、去就が注目されていた。
しかし、今夏の移籍は実現せず。ジャパンツアー帯同を体調不良で見送った中村はその後、移籍を志願するも、それを認めないクラブ側で対立していることが報じられるなど、混迷を極めた。移籍市場終盤では、ビジャレアルに加えて、12日に市場が閉幕するトルコのベシクタシュへの関心が伝えられるも、クラブはこれにも首を縦に振らずにいる。
ここまでのリーグ戦を欠場し、先日の日本代表のアメリカ遠征にも選出されずにいた中村。そんな中、スタッド・ランスが同選手のトレーニング復帰を発表した。
「7月中旬から欠場していた中村は、病気休暇を終え、今朝レイモン・コパ・ライフセンターに戻った。日本代表の彼はレッド&ホワイトのチームに復帰し、クラブでの2シーズン目と同様に、プロ意識と野心をもってランスのユニフォームを守るという強い決意を、経営陣、スタッフ、そして選手たちに改めて示した」
「スタッド・ランスは、残りのシーズンで背番号17の才能に頼ることができることを嬉しく思っている」
1年でのリーグ・アン復帰を目指すスタッド・ランスは、開幕4試合を終えて、2勝1分け1敗の5位に位置。次節では13日にFCアヌシーとのアウェイ戦に臨む。



